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東京都、20億円もの税金をかけて「世界のVIP接待用大型クルーザー」建造計画

5/15(月) 16:14配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 東京都の小池百合子知事が、ついに500億円の負担を決断した。

 「都と致しましては地域の仮設(施設)の費用についても、これは負担していこうということ。東京都はホストシティーとしての役割を担うということを明言させていただいた」と話す小池都知事。

 東京オリンピック・パラリンピックで懸案となっている、東京都以外の仮設施設の整備費用について、5月11日、都が全額負担する意向を安倍晋三総理大臣に伝えた。

 ところが、東京都以外での開催費用は総額1700億円以上、今回はそのうちの500億円以上と見られる仮設施設の整備費について、都が負担する方針が示されただけで、自治体がさらに懸念している大会運営費などは、まだ調整が残っている。

 そんな中、東京都ではさらに大きな予算をかけた計画が進行していた。

 なんと、都が20億円もの税金をかけて、世界のVIP接待用大型クルーザーの建造計画を進めていたのだ。

 クルーザーの発注先は、イタリアの造船会社「アジムット・ベネッティ社」。ここは、欧米のセレブや中東の王族などのクルーザーを多く手がける世界トップクラスの造船会社だ。

 「海上のイタリアンビューティー」と賞賛され、クルージングを楽しむ人の憧れの存在だという。

 東京都が発注したクルーザーは全長約35mで、1階には22人掛けの大テーブルが置かれた会議室、2階に上がると10人掛けのダイニングや大きな応接室があり、3階は展望デッキとなっている。

 マリンジャーナリストの大場健太郎氏は、これについて「品質も高いし、デザインなんか特に比較的近代的。メーカーとしては、かなり上のクラス」と分析する。

 アジムットを持つということは、世界の中の成功者のステータスだそうで、「一番のシンボル、海上の別荘みたいな」とのことだ。

 都側は、今回の豪華クルーザーは現在、東京港の行政視察に使用している視察船「新東京丸」が老朽化したために作るものだとしている。

 東京都港湾局によると、「建造から34年経ち、もともと作り変える時期でオリンピックのための視察船ということではない。タイミングがたまたま一緒になっただけ」とのことだ。

 では、新東京丸の老朽化とはどの程度なのか。

 客室を見る限り、新たにクルーザーを作らなければならないこともなさそうだが、よく見ると、天井には雨漏りでできたシミや壁紙のはがれ、さらに船底にはサビが目立つなど、確かに新たに発注する理由もありそうだ。

 しかし、20億円もかけたクルーザーは妥当なのか。これについて、都民からは様々な意見が寄せられそうだ。(AbemaTV/『AbemaWaveサタデーナイト』より)

最終更新:5/15(月) 16:14
AbemaTIMES