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次世代ロケット「SLS」初回に飛行士乗せず NASA決定 安全性重視

sorae.jp 5/15(月) 5:40配信

NASAが現在開発している、次世代大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」。その初打ち上げではトランプ政権下のもと有人打ち上げも検討されていたのですが、NASAは初回打ち上げに宇宙飛行士を搭乗させないことを正式に発表しました。
 
NASAのRobert Lightfoot氏はカンファレンスにて、「有人での打ち上げは技術的に可能だが、最初の計画通り初回打ち上げは無人で行うことにした」と語っています。そして、「今回の検討で、我々の当初の案(初回は無人打ち上げ)がベストだと判明した。これは、有人打ち上げをより安全なものにするだろう」と述べているのです。クルーの安全が第一という宇宙開発の基本が揺り動かされなかったことに、ホッとした人も多いことでしょう。
 
現在、SLSの初打ち上げ「EM-1」は1年延期されて2019年に予定されています。またその初打ち上げにはオリオン宇宙船も搭載され、月の周りを飛行するミッション中に有人打ち上げの安全性テストが行われる予定です。そして、初の有人打ち上げとなる「EM-2」は2021年に予定されています。
 
ただし、EM-1の正確な打ち上げ日程はまだ決定されていません。またEM-1が延期されたことで、EM-2のスケジュールに影響が出る可能性も示唆されています。NASAのBill Gerstenmaier氏は「EM-1とEM-2の間には最低33ヶ月が必要である」とも述べており、EM-1の打ち上げ時期によってはEM-2の2021年中の打ち上げも厳しくなるかもしれません。

最終更新:5/15(月) 5:40

sorae.jp