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JXTGHDが新中計、設備投資を前計画比7割に圧縮

5/15(月) 6:01配信

鉄鋼新聞

 JXTGホールディングスは12日、17年度から3カ年の中期経営計画を発表した。キャッシュフローと資本効率を重視した経営を推進し、事業環境の変化に適応可能な収益・財務基盤を確立する。設備投資は前3カ年計画期間の投資額の約7割に圧縮し、3年間で1兆1千億円を計画。このうち、戦略投資枠は4400億円で、上流事業の投資を縮小し、中下流事業・成長分野への投資を優先する方針。最終19年度に営業利益(国際会計基準=IFRS適用)5千億円(16年度は1790億円)を目指す。

 金属事業は、チリのカセロネス銅鉱山の収益力強化と電材加工事業の事業規模拡大を基本方針とし、最終19年度に営業利益900億円(16年度は220億円)を目指す。このうち、上流事業は300億円(同230億円の赤字)、中下流事業は600億円(同450億円)。設備投資は技術立脚型事業の強化を目的とした投資を中心に3年間で2千億円(戦略投資700億円含む)を計画。前提条件はLME銅価格ポンド270セント(16年度は234セント)、銅鉱山権益生産量年間25万5千トン(同20万トン)、PPC銅販売量64万5千トン(同60万2千トン)。
 金属事業における基幹事業の収益力強化としては、カセロネス銅鉱山の高稼働維持とコスト削減の徹底による競争力強化を進めるほか、銅製錬のコスト競争力強化、電材加工のIoT・AIを活用した競争力強化、チタンのサウジプロジェクトの早期戦力化などを挙げた。次世代の柱となる事業の育成・強化としては、IoT社会の到来による需要拡大を見据え、電材加工において技術立脚型事業群の育成を推進する。有望分野に対してはM&Aも含めた積極的な経営資源の投入を行う。
 JXTGグループ全体の最終19年度の経営目標(IFRS適用)は営業利益(在庫影響除く)5千億円(16年度は1790億円)、フリーキャッシュフロー(17~19年度累計)5千億円、ネットD/Eレシオ(資本合計ベース)0・7倍以下(同0・9倍)、ROE10%以上。

最終更新:5/15(月) 6:01
鉄鋼新聞

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