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大水害から60年 諫早で総合水防演習 長崎県初 情報伝達、避難を確認

長崎新聞 5/15(月) 10:38配信

 1957年7月の諫早大水害から60年を迎えるのに合わせ、長崎県諫早市の本明川流域で14日、本県初の総合水防演習があり、約1500人が参加した。本明川の氾濫などを想定し、事前に行動計画を定めた「タイムライン」に基づき、54の関係機関と住民らで情報伝達や避難支援などを確認した。

 演習は1982年から九州各県で実施。今回は国土交通省九州地方整備局と県、同市が主催。本明川は五家原岳を源流とする延長28キロの1級河川で、大雨時は水位上昇が早い。諫早大水害では土石流や洪水が発生、630人が犠牲となった。

 「諫早大水害を上回る規模の大災害」を想定した演習では、市消防団が土のうを積んで浸水を防ぐ訓練やヘリコプターによる孤立者救助など、降雨や河川の状況に合わせ、各機関の対応や連携策を確認。市民に避難を呼び掛ける緊急速報メールの配信訓練もあった。

 参加した中村法道知事は「関係機関の連携を図り、情報共有に引き続き努める」、市消防団の永渕修一団長は「土のう積みなどの水防技術を今後の活動に生かしたい」と述べた。

長崎新聞社

最終更新:5/15(月) 10:38

長崎新聞