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広島・神石高原「金ボタルの夕べ」中止 町道トンネル老朽化で通行止め

5/15(月) 21:22配信

山陽新聞デジタル

 広島県神石高原町相渡のホタル観賞スポットで7月中旬に行われる恒例行事「帝釈峡金ボタルの夕べ」の中止が決まった。生息場所につながる町道のトンネルが老朽化により通行止めになったため。復旧のめどはたっておらず、来年以降の開催も危ぶまれている。

 生息場所は国定公園・帝釈峡神竜湖のそばにあり、地元商店主らでつくる神竜湖振興研究会が毎年、観賞会を開催。湖畔にある休憩施設・トレイルセンターしんりゅう湖でステージイベントを行い、観賞者は生息場所までの約700メートルを歩いて往復していた。道路脇には竹灯籠が置かれ「ホタルロード」の名でも親しまれていた。

 トンネルは生息場所につながる町道に2本あり、いずれも1923年に建築。ともに老朽化が激しく、近年内部のモルタルがはがれ落ちてきたことから、町が通行止めを決めた。同研究会は改修を求めているが、町建設課は「橋脚など他にも老朽化しているものがあり、優先的に行うわけにはいかない」としている。

 イベントはこれまでに25回開いており、毎年約600人が訪れていた。同研究会によると周辺の宿泊施設利用者も多く、帝釈峡のPRにもつながっていたという。研究会の榧木(かやのき)晃会長(38)は「楽しみにしていた人も多く、とても残念。町に復旧を呼び掛けるとともに、ガイド役に別ルートから連れていってもらうなど少人数で観賞できるようにしたい」と話している。