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訪日ロシア人22%増 1~3月 ビザ発給要件緩和受け

北海道新聞 5/15(月) 10:28配信

空路も新規開設、増便相次ぐ

 昨年12月の日ロ首脳会談を受け、日本外務省が今年からロシア人に対する査証(ビザ)の発給要件を緩和したことで、日本を訪れるロシア人が増えている。日本政府観光局(JNTO)によると、1~3月の訪日ロシア人数は、前年同期比22・6%増の1万5200人。特に3月は同43・9%増の7100人で、3月として1964年の統計開始以来、初めて7千人を超えた。日ロ間の航空路線の増便も続いており、関係者はさらなる増加を期待している。

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 ロシア人に対するビザ緩和は《1》観光目的の短期滞在に関し、3年の有効期間内なら何度でも出入国できる数次ビザを導入《2》商用目的などの数次ビザの発給範囲を拡大し、有効期間を3年から5年に拡大―することが柱。政府は日ロ間の人的交流の拡大は、 北方領土問題 を含む平和条約締結交渉を前進させる環境整備にもつながるとみている。

 ただ昨年の訪日ロシア人は5万5千人で、訪日外国人全体(2400万人)に占める割合はわずか0・2%。中国(637万人)や韓国(509万人)など他の近隣国に比べて極端に少なく、観光庁が訪日旅行促進事業の重点に位置付けている20の国・地域の中でも最下位だった。

 政府の動きを踏まえ、日本航空は現在週5往復の成田―モスクワ線を7月から毎日運航に拡充する予定。ロシア側もサハリン州の オーロラ 航空が3月、新千歳―ユジノサハリンスク線を週2往復から3往復に増便し、S7航空が4月末に大阪―ウラジオストク線を週2往復で新規開設した。

北海道新聞

最終更新:5/15(月) 10:28

北海道新聞