ここから本文です

スマホ1時間我慢できますか?「依存症は病気」その意識が日本人には足りない

ホウドウキョク 5/15(月) 18:25配信

お酒、ギャンブル、タバコ、ゲーム、パチンコ……。世の中にはこれらの依存症で苦しむ人々が後を絶たない。精神科医の和田秀樹さんは、著書『「依存性」社会』(祥伝社新書)で、日本は依存症を量産することで、成り立つ社会、つまり、依存症に依存する社会システムになっていると指摘している。その依存症の人たちを治療するには、早期治療するのが一番だが、日本では、依存症が病気だという意識がまだあまり浸透していないと和田さんは重ねる。

「依存症は病気」その判断が日本人の意識にはまだない

「例えば、お酒の場合だと、連続飲酒と言いまして、職場で隠れて飲んでいる場合、そういう状態になったら、もう社会的生命が奪われてしまう。ギャンブル依存も同じことで、それで破産すると生活保護に落ちてしまう。依存症というのは、重症になったときに、アルコール依存関連で自殺している人が年間5、6千人いると言われていて、ギャンブル依存も数千人の人を自殺させていると言われている、最悪、死に至る病なんです。

最近の医学では、依存症というのは進行性の病気で、ほおっておくと、どんどん悪くなると言われている。だから早く治療しないといけない。2つ目には昔より、その基準もどんどん厳しくなっていっていて、今の基準に照らし合わせると、例えばアルコールだと、約500万人の人がアルコール依存と診断されるようになるでしょう」


日本人の意識がまだまだ現実に追いついていないということだろうか。日本では、いまだに、依存症になるのが自己責任みたいに思われている現実。だから、進んで治療をしようせず、また意志が強ければ治療しなくても治ると思い込んでしまう。そして、さきほど和田さんが語ったように、どんどん悪くなっていく。

「例えば、スマホ依存というのは、どういう状態かというと、職場でチラ見しちゃうとかでも十分依存症なんです。我慢できないという状態は依存症。1時間仕事している間に我慢できないというのは、もう依存症なんです。

もっとも依存性が高いと言われているギャンブルに諸外国がどういう対策をとっているかというと、モナコやマカオのように『近いところに作らない』ということです」

1/2ページ

最終更新:5/15(月) 18:25

ホウドウキョク