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今季はまだ1度だけ―連敗しない楽天、貯金14の強さを支えているもの

5/15(月) 10:27配信

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2連敗は1度だけ、梨田監督「ズルズルいかないところがいいね」

 また連敗を阻止し、楽天が首位をガッチリとキープした。14日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。茂木のプロ初となる満塁弾を放つなど3本塁打と打線が爆発すれば、先発の岸も7回4安打1失点と好投して9-2で圧勝。13日の同戦(熊本)では敗れていたものの、2位との直接対決を1勝1敗と星を五分に戻し、その差を再び2.5ゲームに広げた。

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 この日の試合後、梨田昌孝監督は「則本に加えて、岸がいるのが大きい。ズルズルいかないところがいいね」と話した。32試合を終えて、23勝9敗で首位に立つ楽天。今季の戦いには、特筆すべきポイントがある。

 それが「連敗の少なさ」だ。今季の楽天が喫した連敗は4月19日の西武戦(メットライフ)、4月21日のソフトバンク戦(ヤフオクD)だけ。そのときも2連敗で止め、そのほかの7敗は全て、その次の試合で勝利を掴んでいる。もちろん同一カード3連敗は無く、カード負け越しすらも、4月11、12日の西武戦(郡山、Koboパーク宮城)で初戦が雨天中止、2戦目に敗れた1度しかない。

 2位のソフトバンクは連敗が3度、そのうち1回は4連敗を喫しており、カード負け越しは5回を数えている。

連敗阻止に貢献する3人の投手の存在

 楽天の今季の敗戦した試合と、連敗を逃れた試合、そしてそれぞれの先発投手は以下の通りだ。

●4月5日・ソフトバンク戦(釜田)
→○同6日・ソフトバンク戦(森)

●4月12日・西武戦(則本)
→○同14日・日本ハム戦(釜田)

●4月19日西武戦(則本)、●同21日ソフトバンク戦(釜田)
→○同22日ソフトバンク戦(美馬)

●4月29日・日本ハム戦(美馬)
→○30日・日本ハム戦(岸)

●5月2日・オリックス戦(辛島)
→○同3日・オリックス戦(則本)

●5月5日・西武戦(釜田)
→○同6日・西武戦(美馬)

●5月9日・ロッテ戦(辛島)
→○同10日・ロッテ戦(則本)

●5月13日・ソフトバンク戦(美馬)
→○同14日・ソフトバンク戦(岸)

 則本、岸、そして美馬がそれぞれ2度ずつ、連敗を阻止ないし、連敗を止めている。先に記した梨田監督の言葉のように、エースの則本、FAで今季から加わった岸の2本柱、そして、美馬の働きが大きいことがよく分かる。主な登板日は4勝1敗の則本が水曜、同じく4勝1敗の美馬が土曜、3勝0敗の岸が日曜と、現状で計算出来る投手が分散。しかも、それぞれが、相手のエース級の投げるカード頭となりにくいことも、プラスに作用しているだろう。

 さらには、則本が黒星を喫した後に、釜田がそれをカバーした。もちろん、好調な打線が、投手を援護出来ていることも大きな要因だが、則本、岸を中心とした投手陣の、そして投打の相互補完が上手く噛み合い、負けても、すぐにその敗戦を取り返せるところが、今の楽天の貯金14という数字を支えているのではないだろうか。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:5/15(月) 10:33
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