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HFDPアドバイザーの鈴木亜久里、F2優勝の松下とGP3優勝の福住を語る「自分が勝つより嬉しい」

motorsport.com 日本版 5/15(月) 12:40配信

 F1スペインGPの併催として行われたFIA F2のレース2で松下信治が、GP3のレース1で福住仁嶺が、それぞれ優勝を果たした。若い日本人ドライバー2人が大活躍し、カタルニア・サーキットには連日君が代が流れた。

【写真】F2バルセロナ・レース2で優勝。トップチェッカーを受ける松下信治

 松下も福住も、ホンダのF1ドライバー育成プログラムであるHFDP(Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)のサポートを受けたドライバー。今回のバルセロナには、このHFDPのアドバイザーを務める鈴木亜久里も訪れていた。

「いやぁ、嬉しいよね。自分が勝つよりも嬉しいよねぇ」

 そう鈴木は語る。

「ノブ(松下信治の愛称)とはいつも話をしています。彼は速く走る資質はあるんだけど、気持ちの問題だけなんです。攻められる時と攻められない時がある。一回(気持ちが)落ちちゃうと、なかなか上がってこれないんです」

 松下について鈴木はそう語る。でも、今回は違ったという。

「今回も予選は全然ダメだったじゃないですか? 引っかかちゃって、タイムが出せなかった。また悪い流れかと思いましたが、レース1ではアグレッシブに攻めた。『どうせ運が悪いんだったら、行っちゃえ!』と自分でも言っていました」

「去年もはじめは攻めることができていたんですけど、バクーで運が悪くて、それからは調子が悪くなってしまった。僕もあのレースには行くことができなくて……行くことができていれば、色々話ができたんだろうけど……」

 一方の福住について鈴木は、「彼は運転がうまい」と評価する。

「福住は運転がうまいよね。タイヤに全然負荷をかけないし、本当にうまく走っている。タイヤの使い方も良く分かっている。走る感性は凄く持ってるよね」

 鈴木は、福住の”素”の部分についても、少し明かしてくれた。

「彼は自信を持ってる。レース1の前にも『僕は行きますよ! 勝ちますよ!』って言ってましたから。その理由について彼は『うーん、お昼にやったゲームでも、僕は1位でしたから!』とか、訳の分からないことを言うんですけどね」

 ふたりが揃って勝ったという今回の結果については喜ぶ鈴木だが、F1云々を語るにはまだまだ早いと考えている。

「でも、このふたりは良いですよ。ここでレースするのって、大変ですよ。ここまで来るだけでもどれだけ大変か……」

「F1なんてまだまだですよ。そんなこと言えるレベルじゃないです。(スーパーライセンスポイントを獲る)それくらいのレースができなきゃ、次はないからですから。ポイントシステムがどうこう……ではなくて、それは結果論ですよね」

赤井邦彦

最終更新:5/15(月) 12:40

motorsport.com 日本版