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いよいよインディ500へ。アロンソ「F1での技術が、勝利の可能性を”少し”引き上げる」

5/15(月) 20:58配信

motorsport.com 日本版

 日曜日にバルセロナでスペインGPを戦い終えたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、すぐにインディアナポリスへ空路移動。インディ500に向けた本格的なプログラムに挑むことになる。

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 アロンソは先日、インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)でプライベートテストを実施。ルーキー・オリエンテーションのプログラムを完了させている。輝かしい実績を提げ、インディ500に挑戦するアロンソだが、そう簡単にライバルたちを打ち任せるとは考えていないようだ。

 しかしアロンソは、F1で培った知識を活用し、インディカーではあまり一般的には使われていない”洗練された”システムにより、競争力を得ることができると期待している。

「勝利を掴むチャンスは低いだろうと思う」

 インディアナポリスへと旅立つ前、アロンソはバルセロナでそう語った。

「僕にはオーバルコースでのレースの経験がない。そして僕は、トラフィックの中で戦ったことはないし、最終ラップの走行テクニック、そしてそのための”トリック”も持っていない」

「しかしそれと同時に、僕らがF1で経験しているものの洗練度は、インディカーよりも高い。だからマクラーレンと共に、エンジニアリンググループのうちの何人かが、インディ500に帯同する予定だ。彼らはアンドレッティのチームをサポートし、これまでとは異なったより科学的なアプローチで、何らかの後押しをしてくれるはずだ」

「僕が勝てるチャンスは低いだろう。しかし、誰もが勝てるレースだということも間違いない。そして、そこには運の要素やイエローフラッグ、そしてセーフティカーの出動もある。もし1%でも改善されるのであれば、試してみる価値があるだろう」

他のルーキーに対するアドバンテージ

 アロンソは先日のプライベートテストの際、ステアリングに基準となるラップタイムが分かるように工夫していたという。そしてこれが、ルーキーテストに素早く合格するための秘訣だという。

「僕はエンジニアに、昨年の210mph(約340km/h)での参考ラップを付けてくれるように言ったんだ」

 そうアロンソは語る。

「最初は、僕はその基準ラップより0.2~0.3秒遅く走ることを試した」

「次に、僕は基準ラップより0.2~0.3秒速く走ろうとした。そしてその次には1秒速く走ろうとしたんだ」

「僕はエンジニアに、何か参考になるものをつけてくれるように頼んだ。彼らは通常はそういうことはしないから、他のルーキーたちはテストに合格するのにとても長い時間がかかると思う」

「間違いなく、そこ(IMS)を走る異は、僕にとっては良いテストだ。僕はたくさんのことを学ぶだろう。技術と洗練さの面では、F1はまた別のレベルにある。僕のチャンスの多くは、F1で慣れているような洗練さを、インディでも実装することにある。でも、僕はそれを秘密にしておかないとね!」

Jonathan Noble