ここから本文です

【MLB】高まるダルビッシュへの注目度 トレードに出すには「いい投手すぎる」!?

Full-Count 5/15(月) 22:46配信

レンジャーズは6連勝と“復調”気味も…「大きな問題を抱えている」

 レンジャーズのダルビッシュ有投手への注目度が米国で日に日に高まっている。チームは現在6連勝中で、ア・リーグ西地区2位まで浮上してきたものの、ここまで19勝20敗の借金1。トレード期限の7月までにプレーオフ進出が厳しい状況になったら、他球団から有望な若手を獲得するために、今季限りで6年契約が満了するエース右腕をトレードに出すとの見方が強い。

日本人最高は…衝撃の総額年俸、これまでのMLB大型契約ランキング

 一方で、レンジャーズとダルビッシュは強い信頼関係を築いているため、放出の可能性は低いとの報道もある。「FOXスポーツ」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏は両者が「『ユニークな関係』を築いている」と表現していた。

 そして、トレードに出すにはダルビッシュが「良すぎる」とする報道も新たに出てきた。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、ESPNラジオでアナリストのティム・カージャン氏が語った内容についてレポート。「レンジャーズはハメルズを欠き、大きな問題を抱えている。ダルビッシュをトレードに出すには、あまりに良すぎるだろう」との見出しで伝えている。

 記事によると、同氏はダルビッシュと「2枚看板」を形成するはずだった左腕ハメルズの負傷離脱は、レンジャーズにとってあまりにも痛いと指摘。「今、非常に苦しい局面を迎えている。それはみんなも知っての通り。火を見るより明らかだ。今季の勝ちパターンは、大量得点することだったが、その様子はまだ見られない。また、本来なら(先発ローテには)メジャー屈指の“1-2パンチ”がいるはずだった。でも、今となっては、そのうちの1人(ハメルズ)があと7週間は戦列を離れる」。このまま浮上を続けていきたいレンジャーズだが、ハメルズ抜きでもそれが可能なのか、未知数だ。

「彼がどんな球を投げるのか疑う余地はない」

「加えて、アストロズが実に状態がよく、シーズン終了までこの状態を保つかもしれないという事実から目をそらしてはならない。だから、私はレンジャーズがプレーオフに行くことすら難しいと思う。あれだけの期間、コール・ハメルズなしには、そう簡単に勝ち残ることはできない」

 アストロズの充実ぶりを見れば、地区優勝は極めて厳しい。もちろん、2位以下でも勝率次第でプレーオフ進出が可能だが、同氏は「難しい」と明言している。

 そこで浮上するのが、ダルビッシュのトレードだ。チームが低迷すれば、好調の球団に主力を放出し、その代わりに若手有望株を獲得しようとするのは、メジャーでは常識的な動き。今季限りで契約が切れてFAになるダルビッシュはまさに理想的な“人材”で、シーズン中に契約延長とならない限り、他チームが7月に獲得を目指す可能性は高い。

 カージャン氏はラジオの中で「彼がどんな球を投げるのか疑う余地はないし、彼が調子のいい時は、打者は手も足も出せない、先発1番手であることは間違いない」と、ダルビッシュの能力を絶賛したという。一方で「だが、年間32試合に先発できるのか、先発する日は常にベストを出し切ることができるのか、言い換えれば、多少の怪我を押してでも投げられるのか? 完璧な状況が整っていなくても投げられるのか? こういった大きな疑問が浮かんでくる」とも指摘する。

「『先発投手にこれだけ大きな契約を与えるべきか?』と考えた時、チームが声を大にして問うのが、こういった疑問だ。ほぼ全投手が持つ怪我の既往歴を考えると、今となっては(1年を健康に投げきることは)かなり難しいことだ。しかも、彼の場合、この先どれだけ丈夫でいられるか判断しづらく、さらにその傾向は強いと言えるだろう」

1/2ページ

最終更新:5/15(月) 23:01

Full-Count

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合5/25(木) 6:40