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現状維持でいいの?プロ野球・二軍の在り方

5/15(月) 19:30配信

ベースボールキング

予想以上の賑わいも…

 少年野球の人口が減少しているという。確かに十数年前に比べると、野球をする子供たちの姿を目にする機会は減った。それでもプロ野球は盛り上がりを見せ、多くの観客が球場に足を運んでいる。プロ野球の将来はどこに向かっているのだろうか…。

 先日急に思い立ち、久々のプロ野球観戦に出向いた。プロ野球といっても、二軍の試合のことだ。一軍の試合やメジャーリーグの試合、日米野球などは幾度となく観戦に訪れたが、最後に二軍の公式戦を訪れたのは25年ほど前だったと記憶している。その時は甲子園球場のバックネット裏で、阪神と広島のデーゲームを観戦した。そして今回はさいたま市にあるロッテ浦和球場まで足をのばした。

 事前に調べると、入場料は必要ないらしい。数少ない観覧席は一塁側と三塁側にあるだけだという。ホームページの写真を見た限り、その数は合計100席程度に見えた。そして、一軍の公式戦とは違ったドキドキ感を胸に球場に向かった。

 試合開始15分ほど前に到着すると、球場の周りを選手たちが歩いている。この距離感は、一軍の公式戦ではなかなか感じられない。三塁側の観覧席に行くと、すでに席は埋まっており、立ち見客も数十人いた。一塁側も同様だった。

 そして試合開始から十数分後、1回裏が終わると同時に球場を後にした。一緒に訪れた小学生の娘が「なんで座れないの?」「もう帰りたい」と駄々をこねたからだ。

 座席の確保が出来ず、娘の身長では選手たちの動きはほとんど見えなかった。球場を訪れる前は、観客は数十人程度だろうと高をくくっていたが、実際は200人以上いた。週末だったためか、予想以上の“賑わい”だった。


 しかし、入場が無料とはいえ座席の数が圧倒的に少ないことや、バックネット裏に席がないことなど、この球場が観戦に不向きなことは明白だった。そして試合も淡々と進行し、そこに試合以外のエンターテイメント性は全くない。

 日本では二軍以下のことをファームと呼ぶ。文字通り「育成」の場である。近年では二軍の球場で行うイベントに力を入れるチームも出てきているとは言え、あくまでも主眼はやはり「育成」にあるのだ。

 それでも、将来のスターを間近で見られるという貴重な機会。あのイチローや松井秀喜といったスーパースターたちも、入団当初はファームで汗を流していた。そんな二軍の試合を“育成の場”だけで終わらせるのはもったいない。

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