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能登の地酒でフレンチ ポール・ボキューズ、「じわもん」コース開発

5/15(月) 1:50配信

北國新聞社

 金沢市のフランス料理店「ジャルダン・ポール・ボキューズ」が、ワインの代わりに能登の地酒を取り入れたコース料理の開発に乗り出した。日本酒をコースに使用するのは同店初で、今後能登の食材を生かした献立を考案していく。16日からシェフが能登町や七尾市の酒造、農園などを訪ねて食材を吟味する予定で、関係者は、能登の魅力をフレンチという新たな形で発信する契機として期待を寄せている。

 料理は、6月25日に金沢市のしいのき迎賓館内の同店で開くパーティーで初めて提供する。同店が定期開催しているパーティーでは、毎回一つのテーマに合わせた料理を振る舞っており、今回は、地元に根差した店づくりを目指す取り組みの一環で、能登の地酒とのコラボレーションを企画した。

 企画には、七尾市の川端鮮魚店の川端海富理さんが協力する。鮮魚など食材の提供のほか、能登町、輪島市、羽咋市、七尾市の酒造に藤久周悟料理長を案内し、料理に合う味を吟味する。

 また当日は、叙情書家の室谷文音さん(能登町)が、輪島市の仁行和紙などを使ってテーブルを彩るなど、能登の風情を感じられる空間を演出する。

 ジャルダン・ポール・ボキューズは、今後も能登をテーマにしたパーティーを継続して開催する。藤久料理長は、酒造や銘柄ごとの違いを生かして料理と組み合わせたいとし「能登の食材をただ紹介するのではなく、おしゃれで洗練された見せ方や味わい方を追求したい」と語り、日本酒の酒蔵に加え、能登産の野菜や魚醤「いしり」、七尾市内で手作りされているしょうゆなどの味も確認する。

 川端さんは「料理に使われることで能登の酒造や農家が活気づき、石川全体のにぎわいにつながると思う。能登のファンが増えるような時間や空間を作りたい」と意気込んだ。パーティーについての問い合わせは、ジャルダン・ポール・ボキューズまで。

北國新聞社

最終更新:5/15(月) 1:50
北國新聞社