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曳山250年、気迫で幕 小松・お旅まつり

5/15(月) 1:50配信

北國新聞社

 小松市のお旅まつりは最終日の14日、曳山(ひきやま)子供歌舞伎が千秋楽を迎えた。上演250年の節目を祝う2014年から4年間の「曳山250年」は今年が最終年となった。当番町の中町と龍助町の子供役者は、気迫のこもった芝居で「歌舞伎のまち」の祭典のフィナーレを飾り、受け継がれてきたバトンを次の250年につなげる気概を示した。

 3日間のまつりで、中町は「神霊矢口(しんれいやぐち)の渡(わたし) 頓兵(とんべ)衛(え)住家(すみか)の段」を9回、龍助町は「玩辞楼十二曲(がんじろうじゅうにきょく)の内 義士外伝『土屋主税(ちから)』」を10回上演した。最終日も曳山の前には幾重にも人垣ができ、見せ場のたびに「うまい」「かわいい」と声援が飛んだ。

 中町で主役の渡し守(もり)・頓兵衛を演じた加藤輝一君(同市稚松小6年)は「少しずつ慣れてきて、暗闇のシーンの歩き方が上達した。楽しかった」と振り返った。龍助町の土屋主税役の本村巴奈(はな)さん(同市芦城中1年)は「3日間かけて役になり切ることができた。悔いなく演じられた」と達成感をにじませた。

 中町の上演には、29年前に西町で頓兵衛役を務めた会社員木村良重(よしえ)さん(40)=同市向本折町=が訪れた。この演目は西町以降演じられておらず、今年の役者は当時のビデオを見て稽古した。木村さんは同じ役を演じた加藤君にねぎらいの言葉を掛け、「上手だった。おじいさんらしく演じるのが大変だったことを思い出した」と話した。

北國新聞社

最終更新:5/15(月) 1:50
北國新聞社