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日本安全教育の弱さ突かれた…子供に知識伝授すべき

日刊スポーツ 5/15(月) 9:58配信

 千葉小3女児殺害事件で、3月26日にベトナム国籍の女児(当時9)が遺体で見つかってから、今日15日で50日が経過した。

 元警察庁科学警察研究所犯罪予防研究室長で、子ども防犯マニュアルを作成しているステップ総合研究所特別顧問の清永賢二氏の話 人間は誰でも強い欲望を持っている。その欲望は社会の鎖で縛られているが、鎖が切れた時、犯罪が起きる。犯人にとって、女児が欲望の対象だった。渋谷容疑者は供述を拒んでおり、疑問点も多い。被害者の自宅近くは通常、犯罪をしにくいが、犯行に及んだとされる。長期間、周到に機会を待った末に、人目のない、やりやすい一瞬が訪れ、鎖が切れたと考えられる。

 保護者会会長の逮捕で、通学路の見守り活動への信頼も揺らいだが、見守り活動がある場所では不審者情報が少ないのも事実。それでも、目の届かない場所は必ずできる。犯罪者は、その一瞬の隙を狙う。その時は、子ども自身がどんな人を警戒し、どう回避し、どう身を守れるかが問われる。それを教えてこなかった日本の安全教育の弱さが突かれた。今回の事件は、教えきれなかった私たちの罪だと思っています。

 子どもでも、教えればできる。発達段階に合わせ「自分の身を自分で守る力」を子どもに伝授する重要性を、再認識すべきだ。

最終更新:5/15(月) 10:01

日刊スポーツ