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静岡にいた!有名どころ抑え人気1位の気象予報士

日刊スポーツ 5/15(月) 11:34配信

 静岡県に全国人気NO・1気象予報士がいる。Daiichi-TVで活動中の手塚悠介氏(34)だ。IT関連会社インフォビジョンが実施した「気象予報士人気ランキング」で、有名予報士を抑えて1位になった。月~金曜日には、ワイド番組「まるごと」(午後4時50分)に出演。中継で立つ新静岡セノバ前には、人だかりができるほどだ。そんな気になる手塚氏を単独インタビューした。

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 --遅くなりましたが、1位おめでとうございます

 ありがとうございます。途中経過で1位と知った時に驚きました。静岡のみなさんが、たくさん投票していただいたおかげです。

 --セノバ前で祝福されたとか

 たくさんの方に「おめでとうございます」と言っていただきました。これが何よりうれしかったです。

 --今、34歳。気象予報士を志した理由は

 高校時代にサッカーで挫折し、代わる何かを探した結果にたどり着きました。それまでに「迷える20代」を過ごしました。

 --Jリーガーを目指していたのですか

 はい。小1からサッカーを始め、高校は柏ユース青梅でプレーしました。中盤ならどこでもやりましたが、レギュラーにはなれず、「自分はサッカーでは飯を食えない」と感じ、3年の早い段階でやめました。大学に行って勉強しようと

 --大学卒業後の進路は

 流通関係の会社に内定を得て研修も受けていましたが、「これが本当にやりたいことなのか」と思い、断って英語の専門学校に2年間通いました。

 --最初の就職は

 専門学校を出た後、住宅専門商社に入社しました。MBA(経営学修士)の資格を取れる研修制度があり、それに魅力を感じました。しかし、営業所に配属され、早朝から深夜まで勤務する毎日。正直、労働環境は良くなく、約2年で辞めました。

 --転職を

 はい。医薬品の専門商社に転職しました。海外商品も扱って、ここでは英語を生かせました。ストレスフリーで自分の時間もできました。でも、まだ迷いがありました。「何か」を見つけるために、貿易通関士、中小企業診断士などの勉強を始めるもしっくり来なかった。その時、ふと気象予報士のことを考えました。森田正光さんの天気予報が好きでよく見ていましたし、大学入学後、すぐに「気象学入門」を購入したことを思い出し、気象予報士の問題集を買いました。

 --そこで感じるものが

 のめり込みました。合格率が5%と知っても1年間、勉強して「これはいける。取れそうだ」と手応えを感じました。その後、勉強に本腰を入れるために会社を辞めて、週4日勤務のコールセンター会社で契約社員になりました。

 --受験は

 気象予報士の資格試験は、年2回実施されますが、取得するまでに2年間かかりました。計3回落ちて挫折しそうになりましたが、会社も辞めていたのでやるしかなかった感じです。4回目で通って気象予報士登録したのが、2013年4月。30歳でした。

 --すぐに活動を

 いえ。1年間は仕事がなく、コールセンターの契約社員を続けました。今、約1万人の気象予報士資格者がいて、実際に仕事をしているのが1000人程度と言われています。でも、あきらめずに就活をして翌14年4月、森田さんが代表のウェザーマップに入りました。仕事はTBS系「あさチャン」などで天気予報の原稿を書き、出演者のサポートをしていました。

 --Daiichi-TVとの縁は

 14年夏、会社から「静岡はどう?」と言われて、オーディションを受けました。テレビ出演歴はなかったのですが、採用していただき、静岡に引っ越してきました。午前の「あいチャン」(今年3月に終了)、午後の「まるごと」のスタジオ出演からスタート。「ああ、夢をかなえることができた」と実感しました。

 --出演番組はチェックしますか

 恥ずかしいので、全くしません。しゃべった内容は覚えているので反省はしますが、カメラ映りは気にしません。ただ、父の友人が静岡県内在住で、VTRを埼玉の実家に送っていたんです。それを帰省した時に見せられ、すごく恥ずかしかったのを覚えています。

 --とはいえ、しゃべりがうまい

 人前でしゃべることは好きで、中学時代は学級委員長、生徒会長もやっていました。アドリブができるのは、アナウンサーの方々とコミュニケーションが取れているからです。あとは、コールセンターの経験も生きていると思います。

 --それにしても人気

 本当にうれしいことです。年々、セノバ前に来てくださる方が多くなり、バレンタインデーにはチョコをたくさんいただきました。

 --静岡の生活は

 都会過ぎずに自然があって、住みやすいです。冬は寒くないですし。

 --生活リズムは

 気象庁が出す情報の形態が変わりますし、勉強する必要があります。画面に出る以外の仕事が多いのが気象予報士です。午前8時に局に入り、天気図を見て予報を作り、朝の「マルシェア」に出演後、週間予報の最新バージョンをチェックするなどします。「まるごと」の打ち合わせは午後3時からで4時にはセノバ前に到着。7時前まで中継があり、帰宅後も翌日の予報を考え、文献を見たりします。

 --今後の目標は

 気象予報士としてレベルアップしていきたいです。その上で、食リポなど他の仕事もできればと思います。自分の可能性はつぶしたくないので、楽しみながらも前に進みたいです。【取材・構成=柳田通斉】

 ◆手塚悠介(てづか・ゆうすけ)1982年(昭57)11月2日、埼玉県狭山市生まれ。中央大商学部卒。趣味は映画観賞、サイクリング、サッカー。特技は英語でTOEIC825点。サッカーは最近、Daiichi-TVのチームなどで再開するも「体がついていかないです」。出演番組は「マルシェア」「まるごと」など。血液型O。

最終更新:5/15(月) 11:58

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