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エンダム技術を随所に披露 村田想定ミット打ちも

日刊スポーツ 5/15(月) 15:32配信

 ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦で、同級2位村田諒太(31=帝拳)と対決する元世界王者で同級1位アッサン・エンダム(33=フランス)が15日、都内の帝拳ジムで練習を公開し、素早い動きで集まった報道陣をうならせた。「試合に向けてのトレーニングは日本に来る前に終了し、あとは体調管理の練習になる」と練習は1時間半ほどだったが、村田を想定したと思われるミット打ちや、リング内でのシャトルランなどでスピード豊かな足さばきを披露し、中、近距離がうまいテクニシャンぶりを随所にみせつけた。

【写真】リングにコーンを並べ、ダッシュの練習をするアッサン・エンダム

 直前までは米マイアミで、3人の世界王者を輩出したペドロ・ディアス・トレーナに師事した。スパーリングパートナーに関して、「村田と同じタイプを見つけられた。村田は日本で私のようなパートナーは見つけられないのではないか」と指摘し、優位を訴える一幕もあった。

 現在の国籍はフランスだが、カメルーン生まれで、兄弟は18人いる。一夫多妻制の同国のためで、7番目の子どもになる。10代でフランスに移住するまでの生活を振り返り、「貧しかった。僕らを育てるために母は働いた。ハングリーさはそこからだと思う」と述べた。4度ダウンを倒されても判定までもつれこむなど、不屈の精神の源を母国の生活環境に求めた。

 これまで35勝(21KO)2敗で、04年に20歳でプロデビュー後、12年5月にWBO世界ミドル級暫定王者を獲得(その後正規王者に昇格)。昨年12月の試合では1回22秒に右1発で衝撃のKO勝利を飾り、米ボクシングサイトでは年間KO賞に選ばれた戦歴を持っている。

最終更新:5/15(月) 19:21

日刊スポーツ