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野村不HD株:ストップ高で終了、日本郵政がTOB検討との報で

Bloomberg 5/15(月) 9:50配信

日本郵政が買収を検討していると伝えられた野村不動産ホールディングスの株価が、値幅制限いっぱいのストップ高で終了した。

野村不HD株はほぼ終日ストップ高水準の買い気配のまま推移したが、ストップ高配分により前週末比500円(24.7%)高の2528円で取引を終えた。2015年11月2日以来の高値水準。日本郵政株は同0.4%高の1402円で終了。

複数の関係者によると日本郵政は野村不HDに対して株式公開買い付け(TOB)を行う方向で検討しており、野村不HDの筆頭株主である野村ホールディングスはTOBに応じるかの交渉を進めている。

12日のNHK報道によると、日本郵政は野村不HDの株式の過半数を取得して子会社とすることを目指しており、全国の郵便局の土地などを有効活用して不動産事業を強化するのが狙い。ただ関係者によれば、交渉は初期段階で実現しない可能性もあるという。

日本郵政の長門正貢社長は報道を受けて12日に文書を発表、「新たな資本業務提携についてさまざまな可能性を検討しているところ」だと述べた。野村不HDは同日夜に文書でコメントを発表「現時点で開示すべき事項はない」とした。

日本郵政は豪物流会社トール・ホールディングスを買収したが、同社の業績不振を受けて「のれん代」など4003億円を一括で減損損失計上することを決定済み。15日発表された2017年3月期(前期)決算では289億円の純損失を計上した。07年の郵政民営化以来初めての赤字。

終値水準の説明を追加しました.

Hiroyuki Nakagawa

最終更新:5/15(月) 16:21

Bloomberg