ここから本文です

不登校や貧困家庭支援へ民間「無料塾」開講 山梨県立図書館で

産経新聞 5/16(火) 7:55配信

 不登校の児童・生徒や貧困家庭の子供への支援教育を無料で行う「無料塾」が今月、県内に誕生した。無料塾は毎週金曜の午後6~9時、県立図書館(甲府市北口)の交流ルームで実施し、学習のサポートのほか悩み相談にも応じる。県教育委員会は「公的なものはあるが、個人によるものは珍しいと思う」としている。

 開講した「甲州無料塾ココロ」は、自由の森学園中学校・高校(埼玉県飯能市)でスクールカウンセラーをするかたわら、週末には甲州市塩山熊野の別邸で過ごす西田隆男さん(63)が運営する。

 さまざな理由で塾や家庭教師を利用できず、一人ではどのように勉強すればいいか分からない子供たちに「学習場所を提供して手伝う」(西田さん)という。

 無料塾では英語、社会、国語の各教科について、学校の授業の復習や予習、受験勉強を指導する。塾名の「ココロ」は「心のサポート」という思いを込め、不登校の子供や、中退後に高校卒業認定試験を受けたい人の学習支援も行う。

 西田さんは、学生時代に心理学を専攻。昭和60年に創立した自由の森学園に教員として採用された。現在は同校のスクールカウンセラーとして勤務する。

 このため現在は県外に住んでいるが、「甲州市はとてもすてきな環境なので、いずれ永住したい」と話している。

 昨年、県内に民間の無料塾がないことを知り、「どの地域にもニーズはあるはずだ」と思い立ち、甲府市での開設を決めた。

 西田さんは「不登校や発達障害の子供こそ個別のサポートが必要。気軽な気持ちで訪れてほしい」と話す。問い合わせはメールkousyumuryoujuku@gmail.com

最終更新:5/16(火) 7:55

産経新聞