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余裕たっぷり高安、大関とりどころか優勝も 藤島審判副部長「凄い破壊力」

夕刊フジ 5/16(火) 16:56配信

 立ち合いの体当たり一発で豪栄道が弾き飛ばされた。後は突くのみ。大関とりの高安がすさまじいパワーで現職大関を突き出した。

 「立ち合いもよく、イメージ通り前に出られた。内容がよかった。緊張はなく楽しく取れている」と余裕たっぷりに振り返った。

 2日目は豪栄道と縁がある。三役で11勝、10勝と続け、大関とりがかかった昨年九州場所では2日目に対戦して敗れ、結局7勝8敗と負け越した。先場所も2日目に顔が合い、今度は高安がはたき込みで勝ち、勢いに乗って10日目まで全勝街道を突っ走り12勝3敗の好成績を残した。

 「私も豪栄道戦は序盤戦の大きなヤマだと思っていた」

 こう話すのは医師の増渕和男氏。師匠だった故鳴戸親方(元横綱隆の里)の糖尿病の治療にあたったことから弟子の高安とも付き合いが深い。場所直前の12日には新内の人間国宝、鶴賀若狭掾(わかさのじょう)さんや、日本水連元副会長の林務さんら親しい人が出席して恒例の激励会が開かれた。

 場所前は兄弟子の稀勢の里が故障で稽古できず、遠藤のいる追手風部屋などに出稽古した。増渕医師には「いろんなタイプの相手と稽古できたのはよかったけど、横綱と取れなかったので番数に不安がある」と漏らしたという。

 今のところ、そんな不安を全く感じさせないスタートダッシュ。藤島審判副部長(元大関武双山)は「気持ちが前面に出ていて、凄い破壊力。大関とりというより、優勝の可能性もある」と手放し。夏場所の主役は、どうやら弟弟子が取ってかわりそうな気配だ。

最終更新:5/16(火) 16:56

夕刊フジ