ここから本文です

新卒採用「増やす」40% 静岡県内主要86社

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/16(火) 7:45配信

 静岡新聞社が静岡県内主要企業を対象に行った2018年春の新卒採用計画に関するアンケートで、40%の企業が17年春より採用人数を「増やす」と回答し、積極姿勢で臨んでいることが15日までに分かった。「前年並み」と回答した企業と合わせると約8割に上る。業績の伸長に伴う事業拡大や人手不足を背景に、衰えを見せない企業の採用意欲が鮮明になった。

 アンケートは4月下旬、県内に拠点がある主要100社を対象に実施し、86社から回答を得た。新卒採用を「増やす」と答えたのは静岡銀行やTOKAIホールディングス、東芝機械、マックスバリュ東海など34社。事業拡大と基盤強化を進めるスズキや鈴与、前年に採用を大幅に増やしたヤマハなど35社は「前年並み」とした。

 「増やす」「前年並み」と回答した69社のうち、4割以上の30社が新卒採用の増員・維持の理由に「年齢構成のバランス」を挙げた。持続的な成長を見据え、退職者の補充や年齢構成の適正化の動きを加速させている。研究開発の強化、新規出店など「事業拡大」が19社と続いた。

 「減らす」とした企業は7社。景気の先行き不透明感や、前年に採用を増やしたことによる調整などを理由に挙げた。

 18年春入社の新卒採用活動は、多業種にわたる人手不足感の高まりから激しい争奪戦が繰り広げられている。経団連の指針は面接など選考活動の解禁を6月と定めているが、既に一部は人材確保を活発化させていて、面接などの選考は4月に佳境に入ったもよう。

 採用が「17年春入社より厳しくなる」と見通す企業は63%の54社に上った。前年同時期に実施したアンケート(83社回答)では、前年より厳しくなるとした企業は31%の26社。倍増の背景には、学生の大手志向や低調なUターン就職、将来的な人材難への懸念がある。上昇を続ける有効求人倍率の推移も、企業の不安感増大に拍車を掛けているようだ。

静岡新聞社

最終更新:5/16(火) 7:45

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS