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【大相撲夏場所】稀勢の里 得意の左おっつけ出たが完全復活とはいかず

5/16(火) 11:30配信

東スポWeb

 大相撲夏場所2日目(15日、東京・両国国技館)、初優勝からの3連覇を目指す横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が幕内隠岐の海(31=八角)を退けて初白星を挙げた。初日は見せなかった左のおっつけから巻き替えて左を差すと、前に出て圧力をかけながら寄り切った。取組後は「左おっつけ? いつも通り。(左を使うのは)問題ないです」とうなずいた。

 春場所では左上腕二頭筋と左大胸筋を損傷。この日は胸に初日より広範囲のテーピングを施して臨んだ。取組前に土俵下で待機している間には、大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)が土俵から転落して稀勢の里の左腕付近に接触するアクシデントが発生。直後は痛がるそぶりも見せたが「気が紛れた。(左腕は)大丈夫ですよ」と冗談を口にする余裕もあった。

 ただ、これで安心はできない。この日の隠岐の海とは互いに左四つとあって、稀勢の里にとっては比較的くみしやすい力士だった。得意の左おっつけも好調時の相手をはじき飛ばすほどの威力ではない。3日目は横綱鶴竜(31=井筒)を撃破した幕内千代の国(26=九重)と顔を合わせる。初日に一方的な相撲で完敗を喫した小結嘉風(35=尾車)と同様に激しく動き回ってくるタイプだ。

 日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「一つ勝つとホッとできる」としながらも「今日一日だけでは…。今日は相手が左四つ(相四つ)だから」と評価を保留した。稀勢の里は3日目以降へ向け「今日は今日で、明日は明日。集中してやる」。ここから白星を先行させて周囲の不安を払拭できるか。

最終更新:5/16(火) 11:34
東スポWeb