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「台湾をWHO総会に」 友好国が事務局に議題提案=外交部官僚

5/16(火) 18:16配信

中央社フォーカス台湾

(台北 16日 中央社)外交部(外務省)官僚は15日、台湾は今年の世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)に招待される可能性がないことを確認したと発表した。現在、友好国が「台湾をWHAにオブザーバーとして招請すること」を議題として採択するようWHO事務局に提案していると明らかにし、総会で台湾の参加問題について話し合う機会を設ける狙いがあるとしている。

WHAは22日にジュネーブで開幕する。台湾は2009年から「中華台北」名義でのオブザーバー参加を続けてきた。だが、WHO側は、これまで両岸(台湾・中国大陸)の了解に基づいて参加が行われていたとし、その前提がなくなった今、台湾を招請する予定はないとの立場を示している。

外交部官僚によると、16日が議題提案の最終日で、友好国は既にメールやファクスなどでマーガレット・チャンWHO事務局長に提案を送っているという。議題として取り上げられるかどうかは、22日に総務委員会で議論され、最終的には総会で審議される。

もし否決されたとしても、提案は会議で読み上げられるという。194の参加国・地域に対して、台湾が政治的信条により国際保健のネットワークから排除され、それがWHOの憲章に違反していることを訴えるのが目的だとしている。

提案の中で「台湾」という名称を用いる理由について、外交部官僚は2004年にも「台湾」名義で提案を行っていると説明。国名である「中華民国」を使うのが望ましいが、目的はあくまで国際組織への参加であり、そのためには別の名称を使うなど柔軟な姿勢を保つことが必要だと述べた。

外交部官僚によると、陳時中・衛生福利部長(衛生相)はWHA開催に合わせてジュネーブに赴くという。国際記者会見を開き、海外メディアによる取材も受ける予定。米国や日本など主要国との2国間会談も予定しており、国際社会に向けて台湾の存在をアピールする方針だという。

(顧セン/編集:楊千慧)