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【フィリピン】ルシオ・コー、たばこマイティー買収に関心

5/16(火) 11:30配信

NNA

 フィリピンの投資持ち株会社コスコ・キャピタルなどを率いる実業家のルシオ・コー氏が、巨額の脱税で当局に訴追されているたばこ製造・販売マイティー・コーポレーションの資産買収に関心を示している。情報筋によると、このほどオーナー一族と協議し、6月までに返答をもらう約束を取り付けたという。15日付スターが伝えた。
 ルシオ・コー氏は提携を結んでいるたばこ大手の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とともに、マイティーの買収に動いている。フィリピンの国内市場でシェア30%を占めるマイティーを買収することで、市場で存在感を高める狙いがある。マイティーが売却を考えているのは、工場の製造機械などの動産類。資産売却については一族の中でも意見は割れており、マイティーははっきりとした姿勢を打ち出していないという。
 マイティーは、脱税にからんで関税局(BOC)から原材料の輸入免許を剥奪されており、現在は6カ月分の在庫をさばいている状況。また、摘発などのトラブルを嫌い、一部小売り業者はマイティーのたばこの取り扱いを停止しており、罰金や追徴課税以外にも同社の受ける打撃は大きい。
 当局の主張するマイティーの脱税額は、計364億9,000万ペソ(約835億円)に上り、ドゥテルテ政権下で摘発された脱税事件で最大規模となっている。
 マイティーの資産買収には、日本たばこ産業(JT)なども関心を示していると報じられている。JTの広報担当者はNNAに対し、「コメントは控える」と回答した。

最終更新:5/16(火) 11:30
NNA