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「中学時代の中田翔を見に30回通った」 プロ野球にスターを輩出し続ける秘訣

夕刊フジ 5/16(火) 16:56配信

 【古内義明の日本体育会紀行】大阪桐蔭(3)西谷浩一監督

 日本ハム・中田翔内野手、西武・中村剛也内野手、阪神・藤浪晋太郎投手らプロ野球へ数多くのスターを輩出し続ける大阪桐蔭。その秘訣を西谷浩一監督(47)に聞いた。

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 --大阪桐蔭には毎年全国から有望株が入部してきますが、スカウティングはどこを重視しているのか

 「プロのスカウトではないので、限られた時間で『この子かな』という勘です。時期が来て直接話をして、野球に対する考え方を聞くのも大事です」

 --体の大きさは重要なポイントか

 「大きいほうが見栄えがするし、可能性はあると思います。このお母さんならもう少し大きくなるのかな、と思うときもありますね。あとはポジションを考えた中で、ご縁があるかどうか。最後はやはり大阪桐蔭でやりたいと思っている子が良いと思います」

 --一度ほれたら、どのくらい通いますか

 「例えば、中田翔は中1の秋に初めて見て、時間があれば見に行ったので、2年間で30回くらいは行きました」

 --中学時代にMAX146キロを計測した根尾昂(ねお・あきら=2年)の場合は

 「7、8回です。彼は本当に人間的にしっかりしています。身体能力が高いので、技術はまだ伸びると思います」

 --口説き文句は

 「ないです。親御さんと練習を見に来てもらって、『ここでやりたいと思うなら来てほしい』と言います。野球が好きな子にとってはとても良い環境だと思いますね」

 --入部に制限を設け、少数精鋭にしている理由は

 「預かっている以上、皆を鍛えてうまくさせて次のステージへ送り出す。そう考えると、各学年20人ほどが精いっぱいかなと思います」

 --高校野球に取り組む3年間とは

 「一度きりの人生で、高校3年間は大事です。人生が決まると言ったら大げさですが、憧れる野球ができる学校でやるべきだと思いますね」

 --来年夏の甲子園は第100回大会。全国制覇を狙うか

 「100回に合わせてはいませんし、今年も、来年の第100回も、毎年狙っています。浅村栄斗(現西武内野手)の代で第90回大会に初優勝できたので、やはり記念大会と聞くとワクワクしますね。毎年、まず甲子園に出て、優勝旗を取りたいと思っています」 

 ■西谷浩一(にしたに・こういち) 1969年9月12日、兵庫県生まれ。報徳学園高、関西大学では捕手。教え子は中田翔(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)など多数。

最終更新:5/16(火) 16:56

夕刊フジ