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原油安で全社が最終増益 化学合繊6社17年3月期

SankeiBiz 5/17(水) 8:15配信

 化学合繊大手6社の2017年3月期連結決算が16日に出そろい、全社が最終増益となった。原油安で原料のナフサ(粗製ガソリン)が値下がりし、石油化学製品の利幅が拡大した。収益性の高い商品の販売拡大や不採算事業の縮小も利益を押し上げた。

 三菱ケミカルホールディングス(HD)と住友化学を除く4社は最高益となった。売上高は円高に加え、原料価格に連動して販売価格も下がったために全社が減収となった。

 同日決算を発表した住化は、シンガポールの石化子会社が好調で、持ち分法投資利益が増えたことなどから増益は確保した。三菱ケミカルHDは、インドなどでポリエステル原料事業から撤退したのを受けて関連損失や税金費用が減った。東レはリチウムイオン電池材料のセパレーター(絶縁体)、三井化学は眼鏡レンズ材料などがそれぞれ好調だった。

 18年3月期の最終利益は、17%増の住化以外は横ばいか減少を見込む。住化の野崎邦夫専務は石化製品について「需要そのものは堅調だが、インドなどで新設備が立ち上がり、供給が増えるため、利幅は縮小する」と予想する。

最終更新:5/17(水) 8:15

SankeiBiz