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風雨から乗降客守る 茨城空港がルーフ導入へ

茨城新聞クロスアイ 5/16(火) 12:00配信

茨城空港(小美玉市)の利便性を向上させようと、県は雨風から乗降客を守る「可動式エプロンルーフ」を本年度導入する。駐機場に屋根や搭乗橋がなく、雨などの荒天対策が課題だった。併せて、搭乗ポイントを2倍にする優待や、レンタカーを千円で貸し出す期間を2倍の48時間に延長するなど、ハード・ソフト両面の充実により、同空港の利用促進につなげる。


県空港対策課によると、エプロンルーフの導入費用は約6千万円。蛇腹状に伸縮するステンレス製で、長さ40メートルと26メートルの2基を用意する。

茨城空港は格安航空会社(LCC)対応の空港として整備したことから、搭乗橋がなく、雨天時の乗り降りでは、乗客に傘を貸し出すなどして対応していた。エプロンルーフは、静岡や愛知県営名古屋、成田などの各空港で導入されているが、国管理空港としては茨城空港が初めてになるという。

強風や雨などの荒天時だけでなく、真夏の日照対策になるほか、導線を明確にすることで「保安上の対策にもなる」と同課。県は夏休みの繁忙期に間に合うよう導入する考えだ。

ハード面だけではない。利用促進策の一つとしてポイント制度を拡充する。搭乗1回につき1ポイントとして、10ポイントで1万円のキャッシュバックなどを行う「IBRマイエアポートクラブ」について、重点路線や閑散期の搭乗者に対するポイントを倍増。誕生月にも同様の優待を行う。同クラブは1日現在、6万5274人の会員がおり、メールマガジンなどを通して利便性向上を伝えている。

茨城空港を使い、県内に宿泊する利用者のレンタカー貸し出しについてもサービスを拡充する。現在、コンパクトカークラスを2人以上で利用する場合、千円で24時間貸し出している。本年度は千円で48時間に延長する。実施期間は4カ月限定で、11~2月を想定している。

同空港では今年のゴールデンウイークに、4年ぶりに台湾からチャーター便が運行された。訪日需要の高まりを好機と捉える県空港対策課は「利便性を高め、利用者増加につなげたい。航空会社への就航売り込みも引き続き行い、路線拡大も図っていく」としている。 (黒崎哲夫)

茨城新聞社

最終更新:5/16(火) 15:03

茨城新聞クロスアイ