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日本郵便、62円切手・はがき発売、6月1日から料金値上げ 52円切手いつまで使える?

ZUU online 5/16(火) 17:10配信

はがきの郵便料金が6月1日から従来の52円から62円に値上げすることに伴い、日本郵便は5月15日、新たに62円切手と62円郵便はがきを発売した。消費税増税以外の以外の理由での値上げは1994年1月以来、約23年ぶり。人件費の増加と利用者の減少で悪化した収支を改善する狙いだ。年賀はがきは52円に据え置かれる。

52円切手で届けられるのは5月31日まで。窓口では同日までの投函まで、ポストは6月1日初回の投函分までは受け付けられるようだ(それ以降は不足分の追加が必要)。

全国約2万4000の郵便局で一斉に発売された新しい切手やはがきは11種類。62円切手のデザインは3種類で、ソメイヨシノのほか、扇面に梅文様、花文様の題材は変えずに背景色を明るくするなどした。62円はがきや往復はがきのデザインも、山桜をあしらったものなど新しいデザインとなった。

■はがき利用者は減少、人件費増への対応

今回日本郵便が値上げに踏み切る背景には、郵便物が減る中で、人件費が膨らんでいることが理由にあげられる。

日本郵便の発表によると、一般事業会社の売上高にあたる経常収益は前期比で7%減の13兆3265億円。経常利益は18%減の7952億円。連結最終損益は289億円の赤字と郵政民営化以来、初めての赤字だった。15年に6200億円で買収したオーストラリアの物流子会社トール・ホールディングスの「のれん」一括償却が響いたという。

はがきの利用者は電子メール、インターネットの普及もあってか減少を続けている。2016年度は前年度比0.6%減の約62億8000万通。その一方で最低賃金の引き上げや厚生年金保険料の負担が膨らんでいる。

苦しい現状を受け、日本郵便では収益改善策を相次いで打っており、2015年にはゆうパックの値上げを行ったほか、今年は1月2日の年賀状配達を中止している。

さらなる収支改善については、規制のハードルが高そうだ。郵便事業は週6日の戸別配達や82円の封書値段の制限など、日本郵便の経営判断では変えられない部分が少なくない。今後、総務省へ規制見直しの働きかけを行っていくと見られている。 (ZUU online編集部)

最終更新:5/17(水) 11:34

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