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<陸自機不明>捜索続く 函館周辺、1700人態勢

毎日新聞 5/16(火) 8:59配信

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2が北海道函館市の函館空港付近で消息を絶った事故で、道警と地元消防は16日朝、捜索を再開した。陸上自衛隊は前日夜から捜索を続けており、合わせて約1700人態勢の捜索隊が機体や機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉ら乗組員の発見を急いでいる。

 捜索は、消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に継続。現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では16日朝、雲が低く垂れこめており、激しい雨も断続的に降って山の稜線(りょうせん)も見えない状況となった。

 自衛隊は捜索にヘリ3機を投入すると共に、隊員計約1600人、車両約260台で地上からも「ローラー作戦」を展開。北部方面総監部広報室の担当者は「ロストした位置から航空機の行動を分析し、すべての捜索手段を駆使する」と語った。

 一方、地元の消防職員約40人、道警約80人も4班に分かれて山中へ入った。クマと遭遇の危険もある中、ハンターの先導を受けながら、車両で沢沿いの林道を進んでいった。

 陸自機は緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶えた。【山田泰雄、真貝恒平】

最終更新:5/16(火) 14:30

毎日新聞