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【英国】予定昇給率、過去3年半で最低に=CIPD

5/16(火) 11:45配信

NNA

 英企業が向こう1年間に予定する昇給率が、過去3年半で最低に沈んでいる――。こうした傾向が、人材マネジメント協会(CIPD)が15日発表した最新の労働市場調査で明らかになった。
 同調査は、CIPDが人材派遣で世界最大手のアデコ(スイス)と共同で四半期ごとにまとめているもの。今回の調査は1,060社を対象に3月10~31日に実施された。それによると、2018年3月までの平均昇給率はわずか1%と、前回調査の1.5%から鈍化し、2013年秋以降で最低となった。部門別に見ると、民間部門ではおよそ2%を維持しているのに対し、公共部門とボランティア部門が共に1%に後退した。
 なお、ボーナスを除く基本給の平均予定昇給率は1.5%。こちらも、前回の1.6%から伸びが減速している。
 雇用面を見ると、全体の68%が向こう3カ月以内に新規雇用を予定しており、うち45%は製造業が占めている。ただ、こうした企業の56%が、新規の雇用が困難な状況にあるとしている。一方、全体の24%は向こう3カ月間に解雇を行う予定。前回調査の22%からやや増えている。
 なお民間企業の12%が、英国の欧州連合(EU)離脱に伴い、英国外への事業移転を検討していると回答。移転先としては、アイルランド(18%)、ドイツ(17%)、フランス(13%)の人気が高かった。[労務]

最終更新:5/16(火) 11:45
NNA