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板橋区立水車公園の恒例イベント、今年も 雨の中で田植え体験 /東京

みんなの経済新聞ネットワーク 5/16(火) 9:25配信

 板橋区立水車公園(板橋区四葉1)の水田で5月13日、毎年恒例の「親子稲作体験」がスタートし、参加した親子19組40人が雨天の中で田植えを楽しんだ。(板橋経済新聞)

雨天の中、雨がっぱを着て見よう見真似で田植えをする子どもたち

 親子稲作体験は、都会ではほとんど見ることのできない稲作を子どもたちに体験してもらおうと、同公園が作られた1985(昭和60)年ごろから行われて以来30年以上続く恒例行事となっている。周辺の区立小学校の児童を対象としていたが、2002年から対象を広げて公募制で体験会を実施し、田植え・かかし作り・稲刈り・餅つきを行い、季節の移り変わりとともに年間を通じて水田稲作を体験する。

 田植え当日は雨に見舞われたが、水車公園内の水田には参加を予定していた19組40人の親子が欠員なく集合し、水田を管理する「徳丸北野神社田遊び保存会」の指導員に、田植えから刈り入れまでの農作業の流れや苗を植えるときの持ち方などの説明を聞いた後に、田植えの作業に取り掛かった。

 参加した親子のほとんどは田植え初体験ということもあり、初めは水田に入ることを怖がる子どもや、尻もちをつきそうになったり、足がすっぽりとはまって抜けなくなったりと苦労する子ども達の姿が多かったが、慣れてくると手足を泥だらけにしながら横一列になって和気あいあいと田植えを楽しんでいた。

 初めて田植え体験した子どもからは「面白かった」「早くお餅つきをしたい」といった声があった。一緒に参加した母親は「普段の生活で思いっきり泥だらけになる機会はそうないので、子どもも自分も貴重な経験ができて楽しかった」と、都会生活でなかなか触れることができなくなった自然体験に満足そうな表情だった。

 同体験会は公募で集まった定員40人の区民とは別に、近隣の小学校との体験会も別日に実施しており、今年は前日の5月12日に区立北野小学校・徳丸小学校・紅梅小学校の生徒354人が同じ水田で田植えを行っていた。

 今回水田に植えられた苗は「ヒメノモチ」という品種のもち米(昨年は「ヒデコモチ」)で、秋には30キロ前後の収穫が見込まれる。参加者は今後、7月22日にかかし作り、9月9日に稲刈り、11月25日に収穫祭で餅つきを行う予定となっている。

 水車公園は、かつて同地域で盛んだった水田稲作の風景を後世に残すことを目的に開設され、農業の歴史と暮らしを再現するため水車小屋や水田を復元し、園内には散策路や茶室のある日本庭園もあって、四季折々の風景を楽しむことができる憩いの場となっている。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/16(火) 17:36

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