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【ドイツ】西部NW州議会選でCDU勝利 メルケル首相、4選に向け追い風

5/16(火) 11:45配信

NNA

 ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州で14日、州議会選挙の投開票が行われ、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が得票率33%で第1党の座を獲得した。同党は3月と5月初めに行われた2つの州議会選でも勝利していたが、国内最大の人口を擁する同州は、9月の連邦議会選の前哨戦として最重要視されていた。4選を狙うメルケル首相にとっては追い風となりそうだ。公共放送ARDなどが伝えた。
 CDUの得票率は、2012年の前回選挙から6.7ポイント上昇。一方、連立相手の社会民主党(SPD)は7.9ポイント下げて31.2%となり、1947年以降で最悪の結果となった。ノルトライン・ウェストファーレン州は伝統的にSPDの牙城だったが、同州出身のシュルツ党首は「SPDにとって苦難の1日となった」と敗北を認めた。自由民主党(FDP)は12.6%(4ポイント上昇)、同州でSPDと連立を組んできた緑の党は6.4%(4.9ポイント低下)だった。ユーロ圏解体と反難民を訴える「ドイツのための選択肢(AfD)」は7.4%と、初の議席を獲得して第4党に躍り出た。AfDはこれで、全国16州のうち13州で議席を得たことになる。
 SPDは、欧州議会議長を辞任して独政界に復帰したシュルツ党首の就任により、今年に入って支持率が急上昇し、一時はCDUとその姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)を上回っていた。連邦議会選ではメルケル氏とシュルツ氏が次期首相のポストを争うとみられているが、ドイツのメディアは「シュルツ効果」が衰えつつあると指摘している。

最終更新:5/16(火) 11:45
NNA