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クロスプレーで故障再発か 他球団が狙う阪神・糸井の右膝

日刊ゲンダイDIGITAL 5/16(火) 12:07配信

「決して右膝の状態は良くないとみています」

 某球団の首脳陣の一人が、阪神の糸井嘉男(35)についてこう言っている。

 糸井は今季、オリックスからFAで阪神に移籍。開幕から全試合に3番中堅でスタメン出場し、打率.325、4本塁打、26打点。得点圏打率.452はリーグトップと勝負強さを発揮し、首位快走の原動力になっている。

 前出の首脳陣は、「糸井が入ったことで阪神打線は一気につながるようになった。後ろに福留が控えているから、簡単に勝負は避けられない」としながらも、「攻めどころはある」と言うのである。

 それは古傷を抱える右膝にある。1月の自主トレ中に関節炎を発症したことでキャンプはスロー調整。オープン戦のフル出場は、開幕直前の3月25日までズレ込んだ。

「5月3日のヤクルト戦での本塁クロスプレーの際に右足から滑り込み、捕手の中村と激突。そこで再び右膝を痛めたとみている。それ以降も着実に安打を重ねる一方で、とくに守備、走塁では足をかばっているのか、本来の動きが見られなくなっている。昨季のパの盗塁王(53盗塁)にもかかわらず、4月27日以降は盗塁もゼロです。オリックス時代から右膝は入念にアイシングしていたそうだし、昨オフは巨人も獲得を目指したものの、阪神入りを決断したのは、本拠地甲子園が膝への負担が軽減される天然芝だったのも決め手になったと聞いている。糸井が今、そういう状態だからこそ『膝』から崩す、ということを考えていかないといけない」(前出の首脳陣)

 そうなると、投手は膝元を中心に厳しく攻め、出塁した際には多めに牽制を入れて膝に負担をかけるといった策が想定される。球界関係者は言う。

「糸井は内角を苦手にしている打者ではない。単純に膝元といっても甘い球はむしろ危険です。それこそ死球覚悟で攻めることで内角低めを意識させることも、攻略する上で有効だと思います」

 糸井が昨オフにFA宣言をした際、懸念材料とされたのが35歳という年齢と古傷を抱える膝だった。ライバル球団は制球がいい投手ばかりではない……。

最終更新:5/16(火) 12:07

日刊ゲンダイDIGITAL

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