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演劇祭 外国人も堪能して 寺に滞在、語らい深夜まで

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/16(火) 9:07配信

 静岡市を中心に活動するまちづくり団体「シズオカオーケストラ」はこのほど、市内で開かれた「ふじのくに せかい演劇祭」(SPAC主催)に合わせて、訪れた外国人をゲストハウス「nedoco―ネドコ」に迎え入れる「モニターツアー」を実施した。

 ゲストハウスは同市葵区の洞慶院に設けられ、ロシア、フランス、オーストラリア国籍の5人が滞在した。精進料理を味わったほか、スタッフや日本人ゲストらとSPACの演劇「アンティゴネ」の感想を英語と日本語を交えて深夜まで語り合った。翌朝には座禅など禅寺ならではの体験を楽しんだ。

 同団体は2014年から毎年、演劇祭の期間中に寺や公民館を利用してゲストハウスを開設し、県外から観劇に訪れた人を受け入れている。モニターツアーは、外国人の本格的な受け入れを視野に入れた試み。スタッフは語学研修や英語表記のホームページ開設、演劇の感想を語り合うための英単語カードの用意といった準備を重ねた。

 モニターツアーに参加したロシア人留学生のクジメンコ・ボリスさん(26)は「気軽に演劇の感想を語り合えたし、寺はロシアの正教会のような雰囲気で心が落ち着いた」と語る。同団体代表の井上泉さん(35)は「演劇祭を訪れる外国人観光客はまだ少ないが、関心のある人は首都圏を中心にもっといるはず。SPACと協力し、基盤整備を続けたい」と話した。

静岡新聞社

最終更新:5/16(火) 9:07

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS