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高校教員の多忙化解消へ モデル校の成果報告 静岡県教委

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/16(火) 8:31配信

 静岡県教委はこのほど、高校教職員の多忙化解消に向けて2016年度に県内モデル4校で実施した学校運営支援員事業の報告書をまとめた。業務効率化への共通理解の形成、情報通信技術(ICT)活用推進などで時間外業務短縮の成果があったとし、18年度まで事業を継続しながら県内各校への取り組みの普及を目指す。

 16年度は沼津城北、吉原、島田、浜松東の各県立高校をモデル校に指定。各校に学校運営支援員1人を加配し、ICT活用による効率化や、業務分担の見直しといった取り組みを試行した。

 4校の教職員174人を対象に実施した16年6月時点の時間外業務調査では、1カ月当たりの時間外業務は平均45・9時間に上り、持ち帰り業務も平均5・2時間あった。月80時間超が目安の「過労死ライン」を上回り、時間外業務が月100時間を超えた教員も12人いた。

 しかし、4校で多忙解消の取り組みを進めた結果、17年2月の時間外業務時間は、前年同月と比べ平均2・6時間短縮の28・5時間となり、一定の成果がみられた。

 17年度は吉原、池新田、袋井商業、伊東商業の4校をモデル校に事業を継続する。県教委高校教育課は「生徒と向き合う時間の確保や教職員の心身の健康、教育の質の向上につなげたい」としている。

 このほか、進路指導や学校司書の補助員をモデル6校に配置した外部人材活用推進事業も16年度に実施し、負担軽減などの成果を報告書に盛り込んだ。

 県教委は小中学校教員の多忙化解消に対しても16年度から「未来の学校『夢』プロジェクト」として調査研究を進めている。

静岡新聞社

最終更新:5/16(火) 8:31

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS