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地元愛が香る姉妹カフェ、開店1年 静岡の中山間地・長熊

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/16(火) 11:00配信

 静岡市葵区長熊出身の河合舞さん(34)=駿河区=と高木美夏さん(32)=葵区=姉妹(旧姓白鳥)が、故郷の古民家に開いた「満緑(みりょく)カフェ」が、今月でオープン1年を迎えた。静岡駅から北へ車で約50分の玉川地区。過疎が進む中山間地だが、姉妹にとっては「絆がある自慢のふるさと」。住民や常連客の応援も追い風になり、魅力発信の拠点として定着してきた。

 開け放した室内には目前にある中河内川のせせらぎや鳥のさえずりが響き、縁側近くに野鳥が現れることも。「長熊の自然をまるごと体感できる」と舞さんは胸を張る。

 2人はそれぞれ数年前に結婚し、長熊を離れた。里帰りすると住民から「おかえり」と声を掛けられることがうれしく、“住民”として魅力発信を志した。選んだのは築100年程度の、立派な木造家屋。地域の人たちの技術を自慢しようと、小椅子など手作り品を販売するスペースも設けた。

 高齢者にとっては「子どもの頃に風呂を借りた」など思い出がある家屋。開店後はすぐ交流の場になり、メディアに取り上げられると、元住民が懐かしんで来るようになった。

 姉妹が地元産の野菜を使った手作りランチを考案すると、木工が得意な住民が木箱を作ったり、「長熊で以前仕事をしていた」という常連客が川まで見渡せるよう草刈りをしてくれたりと、「困っていると誰かが助けてくれるのも長熊らしい、大好きなところ」と美夏さん。舞さんは「支えられてここまで来られた。皆には感謝しかない」と話す。

 開店は土日の午前11時~午後5時。問い合わせは満緑カフェ<電080(1581)4853>へ。

静岡新聞社

最終更新:5/16(火) 11:00

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS