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PS VR注目タイトルのVR FPS『Farpoint』、360度全方位シューティングバトル『Starblood Arena』を体験【プレイリポート】

ファミ通.com 5/16(火) 16:02配信

●今後発売予定のPS VR 2タイトルを紹介します
 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアより2017年6月22日発売予定のプレイステーション VR専用タイトル『Farpoint』と、2017年6月29日に発売予定のプレイステーション VR専用オンラインタイトル『Starblood Arena』。本作を発売前に体験することができたので、その内容を編集部 ゆーみん17と工藤エイムがリポートします。

●VRでFPSは、ロマンの塊! 
 週刊ファミ通編集部のゆーみん17です! 今回はプレイステーション VRでFPSが遊べる『Farpoint』の体験をしてきました。本作は未知の惑星が舞台で、プレイステーション VRにより非現実的な世界に旅立つことができます。

 まず体験して感動したのが、本作に対応している“プレイステーション VR シューティングコントローラー”とゲームのマッチングです。現実でコントローラーを見ると、銃のような形をしているものの、決して銃ではありません。しかし、プレイステーション VRを通してみると、わたしはライフルを持っているのです!! もちろん、VRゴーグルを通してグラフィックが表示されるから銃に見えるのもあるのですが……、“スコープを覗ける”ということと、“トリガーに指を掛けて射撃できる”という2点により、自分がゲーム内のカッコイイ銃を撃っていると錯覚しやすくなるのだと感じました。また、コントローラーから伝わる振動で、銃を撃った反動も伝わります。片目を瞑り、銃を構えてスコープを覗き、トリガーを引いて銃を撃つ。この動作と、プレイステーション VRが織りなす世界への没入感で、完全に自分は未知の惑星で銃を撃っていました。

 本作の物語では、プレイヤーは宇宙で発見された“無限のエネルギー”を研究するために造られた宇宙ステーション“ピルグリム”の連絡船ワンダラー号のパイロットとなります。研究者のエヴァとグラントとともに、“無限のエネルギー”から突然発生したワームホールに吸い込まれ、未知の惑星へ辿り着いてしまうことに……。そしてプレイヤーは離れ離れになってしまったエヴァとグラントを探しだし脱出するため、未知の惑星を旅するのですが、そこではさまざまな生命体が襲ってくるのです! 

 さて、今回の体験会では3つのステージを体験でき、最初のステージでは蜘蛛のような生命体と戦うことに。山々が広がり、砂が舞う少々埃っぽい未知の惑星を、コントローラーについているアナログスティックで自由に歩き探索します。ここで少し進んだところに小型の蜘蛛を発見! 距離を取りつつ、銃を構えて打ち抜く……なにこれ楽しい! 没入感たっぷりの世界で、バイブレーションにより銃を撃っている感覚が手にしっかりと伝わります。銃には種類があり、ボタンひとつで持ち替えが可能。もちろんリロードもボタンを押すとできるのですが、少し時間が掛かってしまうので注意が必要です。こんな感じで銃撃を楽しんでいると、目の前に大型の蜘蛛の姿が! FPSはふだん遊んでいるし、「まぁ~余裕でしょ!」と高を括っていたら……大型蜘蛛がくり出す遠隔の攻撃と、目の前に飛び掛かってくる小型蜘蛛の息の合った(?)畳み掛けによりあっけなく倒される始末。く、悔しい!! リロードが間に合わなかったり、銃の持ち替えで手間取ったりと、なかなか撃破できません。蜘蛛に襲われて「いややーっ! くるなーっ!!」と絶叫しながら3回程度リトライしましたが、けっきょくは勝てず……。なかなかに手応え十分のステージだと感じました。製品版を購入したら絶対に勝つぞ……!

 つぎのステージでは、空中を浮遊する生命体と戦います。空中の敵は見上げなければ見られないため、首を動かす必要があり、それによってより臨場感を感じられます。空中から遠隔攻撃をしてくるので、遮蔽物に身を隠しつつ、首を傾けて前方を覗き、敵を確認! プレイヤーひとりに対して複数の敵を相手にする緊張感がたまりません。弱点を狙って1発で仕留められたときの気持ちよさもバツグンです! なお、このフィールドは進路の道に穴が開いている箇所もあり、上を見上げながら戦闘に集中していると落下してしまうことも。不意に落ちた時の「ひぇっ!?」という感覚もVRならひとしお……。

 最後にプレイしたステージでは、ヒト型の敵生命体が登場しました。ふだんFPSをプレイする中で戦うのは人の形をしたキャラクターが多いため、「倒し甲斐がありますね!」と気合も十分。しかし、思いのほか敵が強く数が多いうえに、先ほど戦った空中浮遊する生命体なども現れててんやわんや。このミッションもなかなか歯ごたえがある内容です。悪戦苦闘していると、横からFPSプレイヤーの工藤エイムに銃の種類や敵の配置、立ち回りを教えてもらい、体験会というより攻略会のように。これがとっても楽しくて、本作に収録されるオンライン協力マルチプレイがより楽しみになりました。ボイスチャットを繋ぎながらプレイできたら楽しそうだなぁ~! 発売されたらマルチプレイで工藤先輩にしごいてもらおうっと……。

 計1時間ほどプレイしましたが、あっという間に感じられ、酔いもまったくなく快適に遊ぶことができました(酔いやすさには個人差があります)。FPS好きとしては、ゲームの世界に入り込んで、スコ―プを覗きながら銃を撃つことはロマンの塊ではないでしょうか……! 本作では、“プレイステーション VR”と“プレイステーション VR シューティングコントローラー”によって、このロマンを実感できました。想像以上に世界に入り込める『Farpoint』。実際に体験してみないとわからない魅力も多いですが、「ゲームの世界に入って、銃を撃ちたい!」という方は必見の作品だと思いますので、ぜひ遊んでみて下さい!
(Text by ゆーみん17)

●かわいい見た目に反してテクニカル操作が必要、でも慣れるとおもしろい!!
 360度全方位が無重力となる対戦アリーナを舞台に、ヘビーキャノンやミサイルなどが装着された機体に乗りシップバトルをくり広げる『Starblood Arena』。プレイムービーを納めたアナウンストレーラーは既に公開されているが、「全方位無重量で対戦するってどういうこと?」、「キャラクターや世界観はトゥーン調でかわいらしいけど、どの程度の難度なんだろう」とヤキモキしながらプレイに望むことになった。

 本作の世界観としては、9人のスター選手が360度全方位のアリーナでシューティングバトルに挑む世界で人気のテレビ番組“STARBLOOD ARENA”で、プレイヤーは9人のスター選手からプレイキャラクターを選び、テレビの向こう側にいる視聴者を釘付けにするようなアツいバトルをくり広げるというもの。「銃器を使って対戦するなんて物騒だな」と一瞬思いもしたが、多分このゲームの世界では、Jリーグやプロ野球リーグと同じようなものなのだろう。

 いそいそとプレイステーション VRを装着し、ゲームをスタートする。さっそく、目の前で機体が高速で移動し、2機がドッグファイトをくり広げる迫力満点のオープニングが流れた。機体が急接近すると、なぜか反射的にのけぞってしまったりと、VRでしか味わえない没入感をひしひしと感じる。このオープニングムービーは、テレビ番組“STARBLOOD ARENA”のオープニングムービーを見ているというコンセプトのようで、トゥーン調のかわいらしい女性キャラクーから、二足歩行のウシガエルのようなキャラクターと、独特でクセが強いながらもかわいらしいキャラクターがズラリと目の前に並ぶ光景は見ていてたのしい。この時点では筆者は、「機体に乗っているときは一人称視点だけど、シューティングだし、フライトシューティングゲームもやってきたから大丈夫だろう」と余裕をかましていたが、後々後悔することになるのだ……。

 まずはお決まりのチュートリアルからスタート。目の前には番組“STARBLOOD ARENA”のMCキャラクターが、基本的な移動・銃の扱いかた、敵の狙いかたを教えてくれる。筆者はいままでにVRのタイトルを体験してきたが、FPS視点で機体に乗り操縦するというスタイルは今回が初めて。いつか体験したいと思っていた“機動兵器や戦闘機の操縦席からの視点が見たい”という感覚を味わえ、「『オーバーウォッチ』のD.Vaのメックみたい!」とやけに興奮してしまった。

 基本的な操作は、左スティックで前後左右に移動、L1で機体を降下、R1で機体を上昇させることができる。続いて「右スティック機体をあらゆる方向に回転してみてください」とゲーム内のMCから指示が。ここで担当広報の方から「これがスゴイんです」との声がヘッドホン越しに遠くから聞こえる。「なんのこっちゃ」とおもむろに機体を回転させてみると……! フワっと身体浮かぶような、そして自身が向いている方向が一瞬掴めなくなる感覚に襲われた。おもわず「わ~~~~~(ゾワゾワ)」と言ってしまうほどだ。自分が予想している感覚と、体感している感覚にズレが生じるゆえに発生するこの感覚。この感覚は遊園地にある座席が回転する絶叫マシーン(例えると、富士急ハイランドにある“ええじゃないか”)に乗ったときと似たような感覚かも知れない。スピードもそれほど早くはないため恐怖心はなかったが、この感覚のズレが酔いに繋がる可能性もあるかもしれないことだけはお伝えする。とはいえ、筆者は酔いを感じず、この機体を回転するごとに“フワッ”と浮くような、VRでしか体験できない感覚を楽しむほどの余裕はあった。
 武器の照準はというと、本作では目線で照準を合わせるようになっていた。これがかなり楽しくて、まさにコックピットに乗っている感を一層高めてくれるのだ。機体が360度自由自在に動くため、なかなか敵に照準を合わせられないのではないかとプレイ前は懸念していたが、この“目線でエイム”するシステムが、操作の難度をある程度緩和してくれているように感じる。目線を目標に合わせるのはそんなに難しくないしね! 今回筆者が使用したキャラクター“アリス”の機体には追跡型ミサイルもあり、目線で一定時間照準を合わせてロックオン→ミサイル発射という攻撃方法が用意されていた。これが本当にたのしくて、この後の対AI戦では追撃型ミサイルばっかり使う始末だ。とにかく、目線で照準は楽しいの一言に尽きます。
 なお、本作には先述した通り9名のプレイキャラクターが登場し、各キャラクターが使う機体ごとに性能もそれぞれ違うものが用意されている。ステルスとスピードに長けたもの、リフレクトシールドを備えたものやヘビーウェポンを備えた重量級などがあり、多数あるプレイスタイルをひと通りカバーできるようになっていた。(※各キャラクター機体の性能はコチラ)

 さて、チュートリアルをこなし、いよいよアリーナで対戦に挑む。今回の体験会では、シングルプレイで合計10ステージを楽しめるキャンペーンモード“バーンサーキット”で、AIとの対戦を行うことにした。マッチが始まり、一心不乱に敵機を見つけるためにフラフラとおぼつかない操作でアリーナを駆けまわる筆者機体。まぁそんなフラフラとアリーナを漂う餌状態だったためか、開始早々敵AIに狙われ撃破されてしまう。画面中央に表示されるUIとレティクルには、攻撃をしかけている敵機体の方向を示す矢印が表示されるようになっているので、一人称視点の死角から攻撃されていても対処は可能だ。しかしながら、旋回や前身後退を行うと、一体自分がどの方向を見ているのかがまったくつかめないのだ。正確にはアリーナに天地なんてないが、この地形や操作感になれるのは、少々時間がかかってしまったのは否めない。プレイ中は「どうやって立ちまわっていこう」と頭の中でぐるぐる思考錯誤していた。しかし、最初はなかなか操作になじめなかったのが、2~3回プレイを重ねて行くうちにコツを掴めるようになってきたのが手に取るようにわかってきた。

 左スティックで移動して敵を追いかけ、目線をターゲットに合わせて攻撃。敵が背後に来たら上昇して機体を旋回し敵を見降ろすようなポジションを取ったら、ターゲットに目線を合わせて攻撃……なんだか某アニメのセリフ「目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ……」のようにも聞こえるが、このように基本的な動きを意識して見ると、徐々に撃破数を上げて行くことができたのだ。とは言っても、計3回AIと対戦したがどれも最下位という悔しい結果に終わってしまった。AIはなかなか手ごわいので、練習には十分すぎるくらいだろう。
 短いプレイ時間ではあったが、「あーこれは見た目に反してかなりコアなシューティングだなぁ」と痛感した次第(ただ単に自分が下手なだけかもしれないが)。「まぁ普段からシューティングゲームをしているから余裕です」とプレイ前は思っていたが、後輩のゆーみん17が見ている中ひどい惨敗を見せてしまい、あのときの自分に後悔しました。

 360度、無重力空間で全方向に動けるというまったく新しいプレイ環境は、これまでに体験できなかった、新しい発見がたくさんあった。最初は操作にとまどいを覚える人が少なくとも出てくると思うが、プレイを重ねていくうち掴んでいくコツ・感覚はとてもたのしい。やればやるほど、機体を思い通りにあやつれる感覚を味わえる、例えるならば噛めば噛むほど味が出るスルメのようなゲームではないだろうか。
(Text by 工藤エイム)

最終更新:5/16(火) 16:02

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