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陸自機不明、乗員とみられる4人発見 容体は不明

朝日新聞デジタル 5/16(火) 11:00配信

 防衛省によると、函館空港(北海道函館市)周辺で15日に行方が分からなくなった陸上自衛隊北部方面航空隊所属のLR2連絡偵察機の機体の一部とみられる破片が16日午前、北海道北斗市の山中でみつかった。乗員とみられる4人も発見された。容体は不明という。同日朝から自衛隊や警察、消防などが山林を中心に上空と地上から捜索を続けていた。

【写真】陸自LR2連絡偵察機の機体の一部とみられる破片が見つかった山中を捜索する自衛隊機=16日午後0時20分ごろ、北海道北斗市(防衛省提供)

 防衛省によると、連絡偵察機は15日午前11時23分に札幌市の陸自丘珠(おかだま)駐屯地(丘珠空港)を出発。同50分ごろ、函館空港に着陸する予定だったが、同空港の西約33キロの上空(高度約900メートル)を飛行中の同47分に空港の管制官と交信したのを最後に連絡が取れなくなり、その約1分後に航空自衛隊のレーダーから機影が消えた。

 連絡偵察機には機長の高宮城(たかみやぎ)効(いさお)1等陸尉(53)のほか、副操縦士、整備員2人の男性隊員計4人が乗っていた。北海道知事から緊急患者の空輸要請を受け、患者を同空港で収容したうえ、丘珠駐屯地まで搬送する計画だった。

 自衛隊は陸自機が管制官と連絡が取れなくなった袴腰山(はかまごしやま)(北斗市)周辺の山林を中心に捜索。16日には捜索に当たる隊員を約1700人に増員した。警察と消防も約140人態勢で捜索にあたった。周辺の山林にはヒグマが生息しており、警戒のため地元の猟友会も加わった。現場は小雨が降っており、山には雲が低く垂れ込めていた。16日早朝から警察と一緒に山中に捜索に入った猟友会の男性は「寒いから早く見つけてあげないと」と心配そうに語った。

 稲田朋美防衛相は16日朝の記者会見で「搭乗員の発見には至っていないが、関係機関とも連携し、捜索救助に全力で取り組む。天候の問題等々あるが、人員、機体の捜索、救助に全力を尽くしたい」と述べた。

朝日新聞社

最終更新:5/16(火) 17:00

朝日新聞デジタル