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「糸魚川の心の支えに」 相馬御風宅の改修工事完了

産経新聞 5/16(火) 7:55配信

 糸魚川市が保存している同市出身の文人、相馬御風(ぎょふう)(1883~1950)宅で昨夏から行われていた改修工事が終わり、4月末から一般公開が再開された。今回の改修では耐震、耐火面を強化し、老朽化した畳や障子の紙など内装の一部も取り換えられた。

 御風は明治時代から昭和中期にかけて詩人や歌人として主に活躍。「都の西北」で始まる早稲田大学の校歌や童謡「春よ来い」を手掛けた作詞家としても知られる。さらに自らの交友関係を通じ、生涯にわたり郷土研究家として地方文化を東京に発信しつづけた。

 御風の自宅は昭和3(1928)年の大火で全焼し、多くの資料が焼失した経緯がある。現在の御風宅はその後に再建されたもので、当時とほぼ変わらない姿をとどめている。

 昨年12月に発生した大規模火災で市中心部が甚大な被害に遭っただけに、御風宅の案内役を務める恩田恵美子さん(73)は御風宅が「大火に見舞われた糸魚川の人の心の支えになってほしい」と話す。また「県外の人はもちろん、御風さんの活動を知らない地元の人にも見に来てもらいたい」と呼び掛けている。

 開館は午前9時~午後4時。入館料は一般100円、高校生以下は無料。休館は月曜、年末年始など。

最終更新:5/16(火) 7:55

産経新聞