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【ボクシング】村田諒太 ベルト奪取へ自然体

東スポWeb 5/16(火) 16:45配信

 WBA世界ミドル級王座決定戦(20日、東京・有明コロシアム)で同級2位の村田諒太(31=帝拳)と対戦する同級1位のアッサン・エンダム(33=フランス)が15日、練習を公開。経験値の差で優位に立っていることを猛烈にアピールした。対するロンドン五輪金メダリストも最終調整を行ったが、陣営はベルト奪取に向け「自然体」で決戦に臨む。

 約1時間半、軽快に体を動かしたエンダムは「来日から2日たって時差ボケも問題ない。ウエートはあと5ポンド(約2・25キロ)だけど、練習をすればリミットぐらいまで落ちる」と順調な調整をアピールした。

 プロでの試合数は村田(12戦全勝)の約3倍となる37戦(35勝2敗)のキャリアがある。2012年にはWBO世界ミドル級王者にもなった。

 そのため会見では「世界戦は初めてじゃないし、たくさんの経験を積んできている。今回はむしろ強さを証明しなければならないムラタの方にプレッシャーがあるのではないか」と経験の差を強調した。

 世界のミドル級戦線は、WBA(スーパー)、WBC、IBF統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)というスーパースターを頂点に現在最もホットな階級。エンダムも「自分のキャリアで最強の相手というのはこの先現れる」と断言。村田戦はベルトを獲得することが前提で、ゴロフキンやサウル・アルバレス(26=メキシコ)と拳を交えるビッグマッチへの足がかりにしたい様子だ。

 そんなエンダムと入れ替わりで、練習に来た村田に対して帝拳ジムの本田明彦会長(69)は「相手(エンダム)も来日して、いろいろな情報が入るとあれこれ新しいことをやろうとするけど『それをやるな』『自分のいいところを出すように…』と言った」。あくまで自然体が大事と強調したという。

 これを受けた村田は、本来ならば、週明けから試合に備えてホテルに入る予定だったが「なまじ時間があってケータイ(スマートフォン)とかいじりだすと逆に疲れるだけ。それよりも子供の顔を見ている方が落ち着く」とし、スケジュールを変更した。

 ケータイを見始めると、どうしても有益無益入り乱れて情報過多になりかねない。そうやって目やメンタルを疲れさせるよりも、愛する家族と時間を過ごした方がいいとの理由で、ぎりぎりまで自宅通勤を続けることにした。

 世紀の一戦に向けて緊張は高まるばかり。ミドル級戦線の流れに乗るために村田は自分のボクシングに徹する。

最終更新:5/16(火) 16:45

東スポWeb