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学校史切り取り、巡回強化などで対策 京都府内の各図書館

京都新聞 5/16(火) 21:50配信

 全国的に小中学校や高校の学校史や記念誌が切り取られる被害が相次いでいることを受け、京都府内の図書館では、市民の閲覧希望には対応しつつも、自由に閲覧できる開架に並べていた図書を閉架に移動したり、館内の巡回を強化するなど対策に追われている。
 府立図書館(京都市左京区)では、開架に約20冊の学校史を置いていたが、4日から貸し出し業務を行うカウンター内の書棚に移した。他にも書庫に約200冊の学校史があり、いずれも閲覧可能という。
 館内には、監視カメラが複数台あるが、同館は「館内は広く、隅々までカバーできていない。閲覧の自由やプライバシー保護も大切で、こういった被害を防ぐのは難しい」と話す。府内の各市町村立の図書館に注意を呼びかけるとともに、情報共有を図る。
 京都市図書館では、全20館の学校史や記念誌を点検したが被害は見つかっていない。岐阜県内で被害が確認された直後の3日、図書館を運営する市生涯学習振興財団(中京区)が全館に巡回強化や被害発覚時の報告を求め、注意を促した。市教育委員会は「近隣自治体で被害が見つかれば、さらに対応を強化したい」としている。
 福知山市、城陽市では開架の学校史をすべて閉架に移した。宇治市や舞鶴市では一部が開架のままだが、職員が巡回中に監視を強めているという。

最終更新:5/16(火) 23:06

京都新聞