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南友太、プロ初勝利!「持ち味の押し相撲を磨きたい」

スポーツ報知 5/16(火) 9:56配信

 大相撲夏場所の前相撲が3日目の16日に始まり、日体大相撲部を3月に卒業した南友太(22)=尾車=が、小野(伊勢ノ海)を押し出して初陣を飾った。

 184センチ、165キロの体は前相撲では威圧感十分。相手を見て右から送り出すように土俵外へ持っていった。「普通に出来ました。緊張というか逆に歓声が耳に入ってプロの世界だなと思いました」と気持ちには余裕があった。駆けつけた母・奈美さんも「友太―!」と声援。「聞こえました」と母の愛を感じて思わず口元を緩めた。

 発奮材料は2つあった。前日2日目に同級生で同部屋の幕下15枚目格付け出しの矢後がプロ1勝。大学時代からライバルで稽古場で胸を合わせる力士が勝ち、「(自分も)プロでも通用するかもしれないと自信が持てた。矢後に負けないように(番付で)同じ高さに早くいきたい」と気合を入れた。

 日体大の先輩で兄弟子の小結・嘉風は初日に注目の横綱・稀勢の里(田子ノ浦)を計算しつくされた相撲で撃破。4月26日の入門会見で、「南には背中で語りたい」と話していた通りの一番に、「素晴らしい相撲を見せて頂いて、モチベーションが限りなく上がった。見本になる、尊敬できる“背中”です」と無言のアドバイスに感謝した。

 デビューは従来の学生力士より1場所遅れた分、待たされたファンにとっては期待以上の衝撃デビュー。「持ち味の押し相撲を磨きたい」と笑顔で語った表情には大物感が漂っていた。

最終更新:5/16(火) 22:21

スポーツ報知