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<陸自機不明>墜落か、残骸発見 北斗市の山中

毎日新聞 5/16(火) 11:29配信

 16日午前10時40分ごろ、北海道南部の北斗市の山中で、15日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2の機体とみられる残骸が見つかった。現場付近では広範囲に樹木が倒壊しているといい、墜落の際になぎ倒された可能性がある。自衛隊や道警などが空と陸から同機かどうかの確認を急ぐとともに、機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉ら乗組員4人の行方を捜している。

 残骸を見つけたのは、道警や消防などの捜索隊員ら。午前10時40分ごろ、レーダーから消えた北斗市の袴腰山(標高616メートル)付近から東へ約3キロ地点の山中で発見し、同11時6分ごろには自衛隊のヘリコプターも目視で確認した。

 捜索の現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では、大勢の報道陣が待機。機体らしきものが発見されたという一報がもたらされると、一帯は騒然とした雰囲気に包まれた。

 16日の捜索は早朝から、陸自と道警、地元消防など1700人態勢で再開。消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に始まった。自衛隊は、15日は悪天候で飛ばせなかったヘリや小型機を、天候の回復を待って投入。地上からは、陸自隊員計約1600人と車両約260台で「ローラー作戦」を展開した。北部方面総監部広報室の担当者は残骸発見前、「全ての捜索手段を駆使する」と語っていた。

 消息を絶ったLR2は、緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶え、レーダーからも消えていた。【山田泰雄、真貝恒平】

最終更新:5/16(火) 14:56

毎日新聞