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<奈良県森連>技能講習なしで業務修了証 その後講師に

毎日新聞 5/16(火) 12:04配信

 奈良県森林組合連合会(県森連)が、フォークリフトの運転など6種類の業務で、必要な技能講習を受けていない職員に修了証を発行し、講師の資格を与えていたことが分かり、奈良労働局は15日、労働安全衛生法違反で県森連の教習機関としての登録を取り消した。

 同労働局などによると、県森連は2003~11年、ショベルカーによる山の斜面掘削やフォークリフトの運転などの業務で、法律で義務付けられた12~38時間の技能講習を受けていない6人の職員に延べ14回、修了証を発行した。昨年9月、同労働局に情報提供があり、発覚。県森連は技能講習自体を実施していなかったという。

 このうちフォークリフトの運転で修了証を受けた元職員が10年秋に講師となり、一般の受講者20人を指導。県森連はこの20人に対する修了証も無効扱いになることから今年3、4月に補講を実施したが、うち4人は私的な理由などから受講せず、修了証が無効になったという。

 県森連は「受講者らにご迷惑をおかけし、深く反省している。弁護士など有識者による調査委員会を早急に設立して原因を調べ、関係者を厳正に処分したい」としている。【新宮達】

最終更新:5/16(火) 12:04

毎日新聞