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ハレの日は「琵琶湖八珍」 県主導、各地で食堂展開

産経新聞 5/16(火) 7:55配信

 琵琶湖を代表する魚介類を集めた「琵琶湖八珍」の売り込みを強化しようと、県は今年度から県内各所で「琵琶湖八珍食堂」を始める。レイクビューのレストランなど琵琶湖に近い特別な場所で食堂を開くことで、消費者に八珍を「ハレの食材」として浸透させる狙いがある。県水産課は「取り組みをきっかけに、県内外での八珍の知名度アップを目指したい」と意気込む。

 八珍のPRに向け、県は27年度からブランド化事業を立ち上げ、八珍を食材として取り扱う飲食店のマイスター登録制度を実施。現在約80店が登録し、「徐々に浸透してきている」(同課)という。

 一方で、一般の消費者に対する認知度の向上が課題に浮上。そこで県が主導して八珍を使った食堂を各地で展開することで、新たな消費者層の開拓を図ることにした。

 食堂は、レイクビューのレストランや船上、琵琶湖にのぞむテラスなど琵琶湖に近い「特別な空間」を想定。今夏以降に事業者を選び、県内4カ所程度で数日間の期間限定で開設する。

 食堂では、風景とともに琵琶湖の恵みを感じられる新たなオリジナルメニューを提供。また、オープンキッチンを使ったライブショーを開き、料理人が客の目の前で調理したり、食材の魅力を語ったりする。

 あわせて、既存のマイスター登録店舗を「サテライト食堂」と位置づけ、新たな八珍のメニューを提供する「チャレンジフェスタ」も開催する予定。県は関連事業費として、今年度当初予算に740万円を計上している。

 同課の担当者は「湖魚は近江牛など他の食材の影に隠れがちだが、メーンの食材としても十分楽しめる。ハレの食材として売り込んでいきたい」と話している。

 琵琶湖八珍 ビワマス▽ニゴロブナ▽ホンモロコ▽イサザ▽ビワヨシノボリ(ゴリ)-の琵琶湖固有種5種と、在来種のスジエビ、琵琶湖淀川水系などに分布するハス、琵琶湖にすむ小柄なアユの「コアユ」の計8種で構成。県立安土城考古博物館(近江八幡市)が平成25年に実施した湖魚料理の人気アンケートなどをもとに選ばれた。

最終更新:5/16(火) 7:55

産経新聞