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<陸自機不明>墜落か 残骸近くで4人発見、全員心肺停止

毎日新聞 5/16(火) 13:34配信

 16日午前10時40分ごろ、北海道南部の北斗市の山中で、15日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2の機体とみられる残骸と、付近で乗員とみられる4人が見つかり、全員心肺停止の状態。現場付近では広範囲に樹木が倒壊しているといい、墜落の際になぎ倒された可能性がある。

【画像】陸上自衛隊のLR2とみられる残骸

 残骸を見つけたのは、道警や消防などの捜索隊員ら。午前10時40分ごろ、レーダーから消えた北斗市の袴腰山(標高616メートル)付近から東へ約3キロ地点の山中で発見し、同11時6分ごろには自衛隊のヘリコプターも目視で確認した。

 捜索の現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では、大勢の報道陣が待機。機体らしきものが発見されたという一報がもたらされると、一帯は騒然とした雰囲気に包まれた。

 16日の捜索は早朝から、陸自と道警、地元消防など1700人態勢で再開。消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に始まった。

 自衛隊は、15日は悪天候で飛ばせなかったヘリや小型機を、天候の回復を待って投入。地上からは陸自隊員計約1600人と車両約260台で「ローラー作戦」を展開した。北部方面総監部広報室の担当者は残骸発見前、「全ての捜索手段を駆使する」と語っていた。

 消息を絶ったLR2は、緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶え、レーダーからも消えていた。【山田泰雄、真貝恒平】

最終更新:5/16(火) 15:49

毎日新聞