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姫路西部でクマに警戒を 1カ月で目撃10件 市は捕獲用おり設置

産経新聞 5/16(火) 7:55配信

 姫路市で4月以降、クマが相次いで出没し、市や警察に情報が寄せられている。市によると、4月8日から今月12日までの間に、市西部の半径5キロ圏内でクマの目撃情報が10件あった。山間部だけでなく住宅地近くにも現れているのが特徴で、市は捕獲用のおりを設置するなど警戒を強めている。

 最初にクマが目撃されたのは、4月8日午前5時半ごろ。同市六角の菅生川で、散歩中の男性が川を渡っているクマを発見、自治会長を通じて市に届け出た。16日午後6時半ごろには、南に約2キロ離れた同市飾西の神社の境内でも近くに住む女性がクマを目撃し、翌日になって交番に通報。その後もクマのものとみられる糞(ふん)が相次いで見つかるなど、クマに関する情報は今月12日までに計10件寄せられた。

 市農政総務課によると、出没しているクマはいずれもツキノワグマとみられる。例年は市北部の山間部での目撃がほとんどで、今年のように住宅地近くから情報が寄せられるのは異例という。「昨秋はドングリが不作だったため、餌を求めて住宅地近くに移動してきている可能性もある」とみている。

 市は対策として、今月2日に青山地区、15日には夢前町又坂地区にそれぞれクマを捕獲するためのおりを設置。今後1カ月程度、経過を確認した上で、継続しておりを設置するかどうか検討する。

 同課は「山に入るときは鈴やラジオなど音の出るものを携帯するとともに、家の外にクマの餌となるような食料やゴミを置かないでほしい」とし、夕方から朝方にかけての外出にも注意を呼びかけている。

最終更新:5/16(火) 7:55

産経新聞