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【オークス】レーヌミノル2冠確信 本田調教師は距離の不安を一笑

5/16(火) 22:05配信

東スポWeb

【オークス(日曜=21日、東京芝2400メートル)】春のクラシックもいよいよ佳境。日曜の東京競馬場では3歳牝馬ナンバーワンを決める第78回オークスが行われる。4・9桜花賞で断然人気のソウルスターリングを破って優勝したレーヌミノル(栗東・本田優厩舎舎)が2冠制覇に挑むが、8番人気での勝利に懐疑的な目も…。フロック、短距離馬といった周囲の雑音を一笑に付した本田優調教師(58)は、2冠制覇への揺るぎない自信を本紙記者に余すところなく語ってくれた。

 ――桜花賞は鮮やかでした

 本田調教師:鞍上がゴーサインを出さない限りは行かない馬なんだ。仕掛けを我慢させれば、あれだけの脚が使えるのはわかっていた。もう少し(仕掛けを)遅らせていればゴール前はもっと安心して見ていられたけどな(笑い)。まあ、あの形ならあそこで動くよな。

 ――どうしても距離面が気になります

 本田調教師:この馬の良さは従順で乗り役の指示に従ってくれること。もともとNHKマイルCを使う予定はなかったし、距離も問題ないと思っているのでオークスを選んだくらいだからね。何も心配はしていないよ。

 ――デビュー2戦が1200メートル

 本田調教師:馬が仕上がった時に牝馬限定のレースがあっただけ(笑い)。楽に勝てるなと思ったし、小倉2歳Sも今後のために賞金を加算できると思ったから。あの時点ではスピードの絶対値が違った感じだったからね。その後も一戦ごとに力をつけているし、スピードに加えて持久力も持っている。

 ――今年初戦のクイーンCは4着でした

 本田調教師:本当は早い時期に1800メートルのレース(共同通信杯やきさらぎ賞)を使ってみたかったけど、成績が伴わずに使えなかった。牡馬は皐月賞からダービーというローテーションだけど、牝馬は一気に距離が延びてしまうからね。まあ、東京コースも2回走っているし、輸送を含めて経験できているので問題はないだろう。

 ――中間の気配は

 本田調教師:1週前追い切り(10日)は残り100メートルで先行した2頭をかわす予定だったけど、手前で一気に抜け出して大きく先着した(ウッド6ハロン81・8―36・6―12・4秒)。それだけ状態がいい証拠だし、騎乗した池添も手応えを感じてくれた。牝馬だけど、カイ食いがいいので調教を加減しなくていいのは大きい。

 ――ジョッキーとしてカワカミプリンセス(2006年)でオークスを優勝。このレースのポイントは

 本田調教師:レーヌミノルがかかることはないと思うけど、道中でいかに力まずに走れるかがポイント。ほとんどの馬が初距離になるから、みんな(手綱を)引っ張って競馬をするので余計に力んでしまう。マイル(桜花賞)とは全く違う競馬になってしまうからね。

 ――牝馬2冠がかかったテイエムオーシャン(01年)は3着でした

 本田調教師:オレの時代、桜花賞は内回りで行われていた。コーナーまでにいい位置を取りに行くのでまずハイペースになる。その直後の2400メートル戦だから、テイエムオーシャンのように行きっぷりが良過ぎる馬にはしんどい。あの時は追い出しを我慢したけど、出し抜けを食らう形でかわされたうえ寄られてしまった。それを考えると頑張っていたけどね。レーヌミノルにそういうのはないと思うよ。

 ――2冠制覇の手応えは

 本田調教師:ジョッキー時代のイメージは「牝馬の本田」になっているけど、強い馬が牝馬だったというだけ。レーヌミノルにはこれまで乗ってきたテイエムオーシャン、カワカミプリンセス以上の馬になってほしいと思っている。レーヌミノルはどちらかというとカワカミプリンセスに近いかな。あの馬は追えば追うほど伸びたからね。オークスでもいい位置につけて鞍上がゴーサインを出さない限りは動かないでしょう。距離の不安もないので楽しみにしている。

☆ほんだ・まさる=1959年1月4日生まれ。東京都出身。80年に星川薫厩舎から騎手デビュー。2007年2月に引退し、JRA通算757勝。GI勝利は86年阪神3歳S(ゴールドシチー)、00年阪神3歳牝馬S、01年桜花賞、秋華賞(テイエムオーシャン)、06年オークス、秋華賞(カワカミプリンセス)。調教師に転身し、07年6月に栗東で開業。重賞は9勝でレーヌミノルでの桜花賞制覇がGI初勝利。

最終更新:5/16(火) 22:09
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