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イエメン、コレラで242人死亡 内戦で感染拡大に拍車

朝日新聞デジタル 5/16(火) 18:55配信

 内戦が続くイエメンで、伝染病のコレラの感染が拡大し、19日までに242人が死亡する事態になっている。世界保健機関(WHO)によると、これまでに2万3400人以上が感染した疑いがもたれ、半年以内に感染規模は25万人にも拡大する可能性がある。

 イエメンでは政権側と反政府武装組織「フーシ」が対立し、サウジアラビアが2015年3月から政権側に立って軍事介入している。首都サヌアを占拠するフーシ側は、コレラの感染拡大を受けて非常事態を宣言し、国際社会に人道援助を求めている。AFP通信によると、WHOの担当者は19日、「今回のコレラはこれまでないほどの速さで広がっている」と述べた。

 内戦が混迷を深めるなか、イエメンの医療施設のおよそ半数が機能不全になっていると指摘される。また、WHOは、内戦で水や衛生施設などのインフラが破壊されたことが、コレラの感染拡大に拍車をかけているとみている。

 今回の危機を受け、フランスは保健分野で200万ユーロ(約2億5千万円)の支援を発表した。(イスタンブール=其山史晃)

朝日新聞社

最終更新:5/19(金) 19:49

朝日新聞デジタル