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<米政権>内政中心に停滞感 省庁幹部らの議会承認遅れ

毎日新聞 5/16(火) 19:42配信

 【ワシントン清水憲司】トランプ米政権は15日、通商代表部(USTR)代表にロバート・ライトハイザー氏(69)が就任し、政権発足4カ月近くになって閣僚級24人が出そろった。ただ、野党・民主党との対立が深まる中、閣僚を支える省庁幹部らの議会承認は遅れている。政権運営は内政を中心に停滞感が漂いそうだ。

 ライトハイザー氏は、トランプ大統領が掲げる「米国第一」の通商政策の要の一人だが、過去に弁護士として外国政府の仕事を受けたことがネックになり、議会承認に時間がかかった。北米自由貿易協定(NAFTA)見直しは、ライトハイザー氏の就任まで議会との本格的な調整を行えず、カナダやメキシコとの交渉着手が遅延する原因になった。

 閣僚はそろったものの、実務を担う省庁幹部の人事は進んでおらず、公約実現へ向けて進展する兆しはみられない。米紙ワシントン・ポストによると、議会承認が必要な重要557ポスト(閣僚級を含む)のうち、承認済みは29。未指名も456人にのぼっており、歴代政権に比べ遅れが目立っている。コミー連邦捜査局(FBI)長官の解任も、民主党や一部共和党議員と政権との溝を広げており、税制改革が越年しかねないなど看板政策実現の遅れが懸念されている。

最終更新:5/16(火) 19:42

毎日新聞